インテリジェンス、転職サービス「DODA(デューダ)」
部下から見た上司のマネジメント力 「話は聞くが、目標・タスク管理が甘い」
─マネジメントスキル調査─
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:高橋広敏)が運営する転職 サービス「DODA(デューダ)」は、DODAへ寄せられた約25万件の中途採用求人、及び25歳~39歳のビジネスパーソン800人を対象に、マネジメントスキルに関する調査を行いましたのでお知らせします。
※ 調査結果の詳細ページ <DODAサイト>
【 調査結果概要 】
■ ニーズ高まる「マネジメントスキル」 ―マネジメントポジションの求人割合、10年で2倍に
2000年以降にDODAへ寄せられた約25万件の中途採用求人について、マネジメントポジションの求人割合を調査したところ、2000年の5.45%から右肩上がりに上昇し、2011年には10.71%と約2倍に増加しています。特に11.09%と最も割合が高かった2009年は、リーマンショックの影響で求人数全体が前年より3割以上減少したものの、マネジメントポジションの求人は1割程度の減少に留まったことが背景にあり、不況下においてもマネジメント人材の採用ニーズは減少しにくいことがわかりました。
■ 部下から見た上司のマネジメント力 ―“話は聞くが、目標・タスク管理が甘い”
25~39歳のビジネスパーソン800人を対象に、直属の上司のマネジメントスキルを10項目に分け、それぞれ10点満点で評価してもらったところ、最も点数が高い項目は「傾聴スキル」の5.37点で、「部下の話を前向きに聞き、すぐ行動に移してくれる(26歳/男性)」といったコメントが寄せられています。次に高いのが「組織外調整」の5.07点で、「他部署との折衝が上手く、部下として頼もしい(38歳/男性)」などの声が見られました。
一方、最も点数が低いのは「目標達成」の4.40点で、「問題解決への道筋を明示してほしい(32歳/男性)」といったコメントが見られます。次に低いのが「タスク管理」の4.44点で、「業務配分に偏りがあり、全体を把握した上で分担してほしい(27歳/女性)」といった声が多く寄せられました。この結果から、上司のマネジメントスキルについて部下は、「話はよく聞いてくれるものの、目標やタスクの管理に課題がある」と感じている人が多いことがわかりました。
■ 業種により異なる上司の評価 ―高評価の「金融、IT」 低評価の「医療福祉、小売外食」
上司のマネジメントスキル評価を業種別に比較したところ、評価が最も高い業界は、人事制度を整備している企業が比較的多い「金融」、次いで「IT」でした。一方、評価が最も低い業界は、"現場主義"の考え方が強い傾向にある「医療福祉」、次に「小売外食」という結果になりました。こうした業界格差が生まれる背景として、マネジメント人材を育てる環境や、マネジメントを行いやすい制度の有無が関係していると推察されます。
また、企業規模別では「従業員100~500人」の組織は、マネジメントに課題を抱えやすいことが調査結果から見えてきました。詳しくは、調査結果の詳細ページをご覧ください。
【 調査概要 】
■ 対象 : 関東、関西、東海地域在住 ホワイトカラー系の正社員として就業中の25~39歳の男女
■ 調査日 : 2011年3月1日
■ 調査方法 : インターネットリサーチ
■ 有効回答数 : 800件
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /11月8日発表・同社プレスリリースより転載)