アデコ、岩手の被災者に就職支援を開始
― 一部対象者には住宅を提供し、生活面も支援 ―
世界最大の人材サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人材サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都港区、会長兼社長:マーク・デュレイ、以下「アデコ」)は、この度、岩手県が実施する、緊急雇用創出事業基金を活用した「被災求職者等雇用・人材育成事業」を受託し、30名を対象に正社員としての就職支援を行います。今回の就職支援事業では、東日本大震災により失業し、現在、求職活動中の方々の就業を全面的に支援し、生活の安定を図れるようサポートします。
今回受託した就職支援事業では、性格判断テストや面談などを通じて、対象者へキャリアアドバイスを実施し、適性と希望に基づいた仕事紹介を行います。また、アデコの専任講師がビジネス研修やメンタルヘルス・サポートも行い、不安やストレスなく就業できるよう支援します。その後、アデコと契約を結んでいる岩手県内の企業で3カ月にわたり職場実習を行い、技能の習得を促します。さらに、沿岸地域で被災された方に対しては住宅を提供し(*)、安心して就業できる環境の整備も行います。
東日本大震災から8カ月以上が経過し、失業手当の給付が切れる方が増え、求職活動が本格化すると見られています。岩手、宮城、福島の3県で実施されている国の緊急雇用創出事業では、被災された方を含む就業者数が求人数の7割程度にとどまっているのが現状です。不安定な生活基盤や仕事紹介のミスマッチが就業者数の伸び悩みに影響しているものと考えられ、今後、安定した生活を取り戻すための一層の対策が求められています。アデコは就業支援のみならず、被災された方々の生活基盤の整備にも注力していきます。
東日本大震災発生後にアデコは、復興支援活動“「はたらく」で未来へつなぐプロジェクト”を発足し、被災された方々への就業やメンタルヘルスケアなど、さまざまな取り組みを行ってまいりました。全国で多くの就職支援事業を成功に導いてきた実績と、人材サービスのグローバルリーダーとして培ったノウハウを最大限に活かし、岩手県内の雇用創出と、被災者に向けた支援に貢献したいと考えています。
(*)住宅提供について:入居者が1割負担で入居できる住宅を用意します。
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◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(アデコ株式会社 http://www.adecco.co.jp/ /11月11日発表・同社プレスリリースより転載)