NTTレゾナントがgooリサーチにて
「看護師の就業意識」に関する調査を実施
国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナント(東京都千代田区、資宗克行・代表取締役社長)と三菱総合研究所(東京都千代田区、谷野剛・取締役社長)は、「gooリサーチ」登録モニターの中から看護師を対象に、「看護師の就業意識」に関する調査を実施しました。
有効回答者数166名のうち、「仕事にやりがいは感じるが、不満はある」と回答した看護師が全体の7割近くにのぼります。とくに労働条件の過酷さや職場での人間関係についての不満が4割以上を占めています。それらの解消のために、コミュニティサイトなどを通じて他病院の看護師やメンタルヘルスの専門家にアドバイスを求めているほか、看護業務や医薬品・医療器具などの最新知識についての情報を得たいと考える回答者が多いことが分かりました。
また、転職経験者は全体の約6割を占めており、その決め手となった手段として、ハローワークや周囲の人の紹介が上位に挙げられています。一方、今後はインターネットの転職情報サイトでの利用意向が7割以上を占めており、通常の給与や休暇などの情報に加え、その病院での勤務実態や職場環境といった表には出にくい情報を求めていることが分かります。看護師向けのコミュニティサイトや転職サイトなどの内容をより充実させることで、全国の看護師がよりよい就業生活を送ることができるよう支援する体制が求められていることがうかがえます。
【総括】
今回の調査結果より、看護師の7割近くが「仕事にやりがいは感じるが、不満はある」と回答し、その理由として重労働や職場内の人間関係の問題を挙げています。これらの不満の解消や仕事面での知識習得のために、従来の書籍・マニュアルに加え、ネット上のコミュニティサイトを使ってみたいと考える人も多く、他の病院の看護師やメンタルヘルスの専門家からアドバイスがほしいとの意見が上位を占めています。
また、これまでに転職をしたことのある看護師は約6割を占めており、ハローワークや知り合いの紹介といった手段が最終的な決定要因となっています。しかし今後は、ネット上における転職サイトの利用意向が7割を超えておりもっとも高く、なかなか知ることのできない勤務実態や職場環境といった情報を求めています。今後は、コミュニティサイトや転職情報サイトが、時間の不規則な看護師にとっては悩みごとの相談や知識の習得、また転職先の生の情報を得たりする上で、欠かすことのできない場所になっていくことがうかがえます。
【調査結果のポイント】
(1)全体の7割近くが「やりがいは感じるが、仕事には不満あり」と回答。
不満の内容として多いのは、勤務の過酷さや職場の人間関係の悪いことなどを挙げており、ともに4割以上を占める。また、こうしたストレス解消がなかなかできないという意見も4割近くと根強い傾向にあり、看護師の勤務の過酷さが改めて浮き彫りになった。
(2)情報・知識を得る手段として、PCによるコミュニティサイトの利用意向が高い。
情報・知識を得る手段として、従来の書籍・マニュアルの他に、PCを利用してコミュニティサイト上の最新情報や他の看護師の経験・ノウハウなどを知りたいという声が約6割を占めており、利用意向が高い。
(3)転職サイトで実際の職場環境を知りたいという意見が強い。
今後は、従来のハローワークなどの転職手段に加え、インターネットの転職情報サイトで好きな時に求人情報を検索する人が増えていくと予想される。求められる内容としては、給与や休暇などの基礎的な情報が9割以上と大多数を占めるが、勤務実態や職場環境などを表面にはなかなか出にくい情報を知りたいという声が7割以上を占める。
(NTTレゾナント http://www.nttr.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・11月9日)