平成22年度 石綿による疾病に関する
労災保険給付などの請求・決定状況まとめ (速報値)(厚生労働省)
~ 「労災保険給付」の請求件数・支給決定件数は平成21年度と比べ減少 ~
厚生労働省は28日、平成22年度の「石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況」(速報値)を取りまとめましたので、公表します。
石綿による疾病(※1)により、療養や休業を必要とする労働者の方や、その疾病により亡くなられた労働者のご遺族の方については、その疾病が仕事により発症したものと認められた場合には、「労働者災害補償保険法」に基づく給付の対象となります。
一方、石綿による疾病で亡くなられた労働者(※2)のご遺族の方で、時効により労働者災害補償保険法に基づく遺族補償給付を受ける権利が消滅した方については、「石綿による健康被害の救済に関する法律」(平成18年制定)により、その疾病が仕事により発症したものと認められた場合には、「特別遺族給付金」が支給されるしくみとなっています。
1 労災保険給付の請求・支給決定状況 【別添表1、表2、表5、図1、図3-1】
請求件数 1,142件(前年度比 32件、2.7%の減)
支給決定件数 994件( 同 77件、7.2%の減)
2 特別遺族給付金の請求・支給決定状況 【別添表3、表4、表5、図2、図3-2】
請求件数 54件( 同 42件、43.8%の減)
支給決定件数 41件( 同 68件、62.4%の減)
(※1) 石綿肺、肺がん、中皮腫、良性石綿胸水、びまん性胸膜肥厚
(※2) 平成18年3月26日までに亡くなられた方に限る。
◆ 詳細はこちらをご覧ください。
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/ /6月28日発表・報道発表より転載