リクルートエージェントが業務提携し
バイオベンチャー企業への人材紹介を強化
リクルートエージェント(東京都千代田区、村井満・代表取締役社長)は、バイオ・メディカル領域では日本有数のベンチャーキャピタルであるトランスサイエンス(東京都千代田区、井上潔・代表取締役社長 http://www.trans-science.co.jp/ )の関連会社で、その領域への人材紹介を専門に手がけるトランスサイエンス・キャリア(東京都港区、三井浩・代表取締役 http://www.ts-career.com/ )と10月1日に業務提携し、バイオベンチャー企業への人材紹介を強化します。
【背景】
成長著しいバイオベンチャー分野は、大学発ベンチャーや製薬企業からのスピンアウトなど含め新会社の設立も急増しています。その成長の鍵となるのが、事業運営・研究開発の責任者など、コア人材。その採用が、企業の大きな経営課題となっています。
トランスサイエンスは、当該領域に特化したベンチャーキャピタルとして、2005年9月末現在で国内外含め30社以上のバイオベンチャーの投資育成に関わっています。単に出資をするだけのキャピタリストにとどまらず、投資先の重要なポジションに自社のスタッフを派遣するなどして、当該ベンチャー企業と二人三脚で育成をサポートする「ハンズオン型」の投資育成を数多く手がけています。したがって、各投資先ベンチャー企業の人材ニーズに関する詳細なスペックなどを集積しています。
一方リクルートエージェントでは、バイオベンチャー領域への転職に興味関心を持つ登録者が、年々増加傾向にあります。今回の業務提携は、こうした状況のなかトランスサイエンスが経営支援するバイオベンチャー企業の求人案件を、リクルートエージェントの登録者へより数多くよりタイムリーに提供することにより、双方の可能性や活躍の領域をより広げることを目的としています。
【具体的な協力体制/スキーム】
トランスサイエンス・キャリアのバイオ分野に精通するコンサルタントが、リクルートエージェントに出向し、(1)登録者と各求人案件とのマッチング(2)登録求職者との面談・会社説明(3)求人企業との面接アレンジなどを行います。登録者の希望に応じて個別のキャリアカウンセリングも実施します。
【効果】
バイオベンチャー案件をバリエーション豊富に数多く提供できることは求職者にとっても大きな魅力となります。さらに当該領域に精通した専門のコンサルタントによるマッチングとコンサルティングにより、各ベンチャー企業個別の詳細な人材ニーズや、ピンポイントの採用ニーズにも的確に対応することが可能となります。
【事業展望】
バイオ・メディカル領域は、製薬業界を中心とした再編・統合の影響を受けながら、未曾有の変革期を迎えました。バイオベンチャーはすでに10社以上がIPOするなど、当該領域の中でも最も成長力と雇用創出力のある産業分野となりつつあります。人材の流動化が加速・拡大するということは、人材紹介業にとって重要なビジネスチャンス。リクルートエージェントはこの時運を逃さず、いち早くこの分野に注力し、人材の採用支援を通してバイオ産業の育成・発展に貢献していきます。
(リクルートエージェント http://www.r-agent.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・10月26日)