CompTIAと日本画像情報マネジメント協会が
2007年度から協会を横断した認定制度を実施
CompTIA(コンプティア:コンピュータ技術産業協会/本部:米国イリノイ州)は、入力から、保管・保存、出力・配信に至る各種の機器・ソフトウエアをプラットフォームに、文書画像情報のソリューション提案力の向上を目的とするCompTIA 認定資格「CDIA+(Certified Document Imaging Architech+)」と、社団法人日本画像マネジメント協会(略称 JIIMA/事務局:東京都千代田区:以下JIIMA)で認定する「文書情報管理士」の、協会を横断した認定制度を2007年度から実施することを発表しました。
ドキュメントイメージング業界では、文書および画像情報のデジタル化に伴い、ネットワークソリューションおよびマネジメントソリューションの提案機会が急激に増えており、最適な戦力配置・人材育成に積極的に取り組んでいます。
JIIMA はニーズに合った試験制度の改革として、文書画像管理においてアナログとデジタル双方の理解と、かつe-文書法にも精通し、最適なソリューションを顧客に提供できる能力指標の作成に取り組んでいます。その一環として、上級文書情報管理士の認定に、CompTIA 認定資格「CDIA+」を採用し、最適なスキルセットを資格によって評価します。具体的な枠組みについては、11 月9 日、10 日に開催されるe ドキュメントJAPAN2005 で発表される予定です。詳しくは、JIIMA ホームページ( http://www.jiima.or.jp/ )まで。
「CDIA+」は、ネットワークを利用した文書画像情報の管理・運用の提案からクロージングまでを行える能力を評価する資格で、製品からの視点ではなく、また企業ポリシーに偏ることなく、顧客視点に立ち、顧客側の文書画像管理環境や要求を把握した上で、最適なプロセスで導入に結び付ける人材を輩出するものです。試験は、業界各社が集い、共通する業務スキル項目を定義・問題作成されており、日本では2004年秋に日本語試験がスタ ートしています。
欧米においては、数多くの企業が必須能力として重視しており、Bell&Howell、CanonUSA、Fujitsu Computer Products of America、Hyland Software、Konica Minolta、Ricoh-USA、Ricoh-Europeなどが導入しています。各社では、以下のビジネスの好循環を期待し、人材育成に取り組んでいます。
■ ソリューション提案のプロセスを提示することで、製品単体の販売で終わることなく、各社製品の潜在能力を引き出し、製品を中心とした顧客のIT環境や業務環境の改善まで関わる人材を育成し、ビジネスの幅を広げ る。
■ 営業、コンサルタント、CE、SEなどの各業務に、共通したソリューション提案プロセスの基準を設け、円滑な意思疎通を図る。
■ 顧客視点に立つ目を養うことにより、現場から開発へのフィードバックを促し、より良質な製品投入を期待する。
現在世界で約5000名の認定者が存在し、貴重なビジネスチャンスの「舵取り役」の役割を果たしています。
(CompTIA 日本支局 http://www.comptia.jp/同社プレスリリースより抜粋・10月26日)