ディスコ、『日経就職ナビ2012 学生モニター調査』(2011年6月)を実施
~ モニター内定率、文系はほぼ前年並みの水準まで回復 ~
就職情報会社・株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、2012年3月卒業予定の大学生モニター(現大学4年生、理系は修士2年生を含む)2,000人を対象に6月1日~8日、インターネットで就職活動に関する意識調査を行いました。(回答数 1,072人)
6月1日現在の学生モニターの内定率は53.4%と、先月調査(5月1日現在)から18.2ポイント伸びたものの、前年よりも6.3ポイント下回っています。(別紙図表1参照)
1. 6月1日現在の学生モニター内定状況
6月1日現在の学生モニター内定率は53.4%で、前年同期調査(59.7%)より6.3ポイント減でした。ただ、先月調査ではその差が12.6ポイントあったのに対し、今回の調査では半分まで縮まっています。特に文系はほぼ前年並みの水準に戻しており、毎年4月に多くの内定者を出す銀行、保険、証券といった大手金融機関が、今年は東日本大震災の被災地への配慮から5月へと選考時期をずらした結果がそのまま表れています。一方で、同じく全国規模で採用を行う大手メーカーでは6月に選考を開始する例が多いため、現時点での理系の内定率は前年を大きく下回っています。
弊社が震災後の3月下旬から4月上旬にかけて実施した緊急企業調査(有効回答938社)では、92.2%が「当初の計画通りの採用数」と回答しており、7月の内定率は前年(68.7%)並みに追いつくことも予想されます。学生モニターのうち66.8%が活動を継続しており、今期の山はしばらく続きそうです。
2. 就職活動継続者の状況
内定者も含め6月1日現在で就職活動を続けている学生(モニター全体の66.8%)に、選考中およびこれから受験する予定の企業(持ち駒)数を聞いたところ、4.0社と先月調査(6.2社)より約2社減。それでも前年同期の2.9社を上回っていました。「持ち駒を増やす必要性」について重ねて聞いたところ、「強く感じる」が31.7%と最も多く、次いで「やや感じる」が27.2%と、危機感の高さがうかがえます。(別紙図表2、3参照)
また、就職活動を終了させたい時期について先月調査に引き続き聞いたところ、「6月下旬」(24.4%)が最多で、大手企業の選考が一段落する6月中を一つの区切りと捉える向きは多いようです。一方で、「7月下旬」(19.9%)、「8月以降」(14.4%)との回答が大きく伸びており、長期戦覚悟の学生も増えています。(別紙図表4参照)
3. 就活川柳
学生モニターに就職活動で感じたことを思いつくまま川柳に詠んでもらったところ、全512作品が寄せられました。その中で、ユーモアや風刺のきいた一例を紹介します。(別紙図表5参照)
▼ リリース本文ならびに添付資料はこちら (PDF:569KB)
《 『日経就職ナビ2012 学生モニター調査』(2011年6月)概要 》
発行 : 株式会社ディスコ
対象 : 2012年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)
調査方法・期間 : インターネット調査法、2011年6月1日~6月8日
サンプリング : 株式会社ディスコ「日経就職ナビ2012 学生モニター」2,000人
回答数 : 1,072人(文系男子368人、文系女子291人、理系男子294人、理系女子119人)
* 日経就職ナビは、株式会社日経HRと株式会社ディスコが共同で管理・運営しています。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
株式会社ディスコ http://web.disc.co.jp/ /6月21日発表・同社プレスリリースより転載