HRソリューションズ
「2012年卒大学生の就職活動におけるスマートフォン・携帯利用実態調査」を実施
今年度の就活学生のスマートフォン比率さらに増加
GW前で全国平均32.7%、東京では43.3%
今年中にスマートフォン普及率70~80%の可能性も
人材採用支援サービスのHRソリューションズ株式会社は、就職活動中の大学4年生・大学院2年生を対象に、 2011年4月16日~18日にかけて「就職活動におけるスマートフォン・携帯利用の実態アンケート調査」を実施し、1,000名より回答を得ました。
※ 調査データ : http://m.reclog.jp/release/110512.php
【 調査結果ダイジェスト 】
■ 都市部ほど高いスマートフォン率。東京都ではスマートフォン比率43.3%。
大学生の就職活動におけるスマートフォン利用が急速に広まっています。2011年4月に実施した本調査によると、スマートフォン比率は32.7%でした。昨年11月に実施した調査では22.7%でしたので、わずか5ヶ月で10ポイントも上昇しています。この数値より、普及が急速に進んでいることが分かります。
http://m.reclog.jp/release/110512.php#01
■ スマートフォンユーザーの84.1%が「スマートフォンは就職活動に有利」と回答。広がる情報格差。
スマートフォンユーザーの利用傾向を明らかにするため、スマートフォン/従来型携帯でデータ比較を行いました。結果、モバイル利用の行動や意識に明確な差があることが分かりました。
「就職活動にモバイル端末をどの程度利用していますか」という質問では、「かなり利用」と答えた方が携帯ユーザーでは36.4%であるのに対してスマートフォンユーザーでは72.2%もあり、35.8ポイントもの開きがありました。また、「スマートフォンは就職活動に有利と思いますか」という質問では、携帯ユーザーでは「有利」との回答が58.8%であったのに対して、スマートフォンユーザーでは84.1%もあり、これも25.3ポイントもの開きとなっています。
なお、スマートフォンの利用用途については、「説明会予約」76.1%、「面接、選考の予約」71.8%、「情報収集」69.7%、「Twitter・ SNS・掲示板・口コミサイトなどでの情報共有」44.4%となっています。逆に「企業担当者との連絡」を挙げる方は27.5%と低い数値でした。多くのユーザーはスマートフォンをパソコンの代替手段として、就職活動に利用していることが分かります。
以上の結果より、スマートフォンユーザーと携帯ユーザーとの間では、モバイル利用において情報の質・量両面で情報格差が生じていることが伺えます。
http://m.reclog.jp/release/110512.php#03
【 今後の流れ・課題 】
■ スマートフォン普及により急がれる、電波改善対策
本調査では、就職活動におけるスマートフォン・携帯電話利用の実態を明らかにしましたが、大学では、就職活動だけでなく、授業での導入なども進んでおり、スマートフォンを積極的に活用される動きが広がっています。
スマートフォンが急速に普及する中、課題となるのが電波回線の容量です。スマートフォンは従来型携帯電話と比べ、より多くの通信容量を必要とします。従って、今後はスマートフォン急増に耐えうるインフラの整備が必要となります。
さらに大学をはじめとした高等教育なども含めた教学エリアにおいては、「災害対策」の面からも、安定して繋がる電波回線の確保が必須です。3月11日に発生した東日本大震災では、携帯電話が電気や水道などと並ぶ重要なライフラインであることが改めて浮き彫りとなり、電波確保の重要性を再認識させられました。多くの人々が集まり、災害時には避難場所として利用される可能性の高い教学エリアにおいては、「就職活動」や「授業」だけでなく「災害対策」の面からも電波改善の必要性が、ますます高まっています。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
HRソリューションズ株式会社 http://www.hr-s.co.jp/ /5月12日発表・同社プレスリリースより転載