CompTIAが効率的な人材育成を支援
「CDIA+標準テキスト」の完成を発表
CompTIA(コンプティア:コンピュータ技術産業協会/本部:米国イリノイ州)は、入力から、保管・保存、出力・配信に至る各種の機器・ソフトウエアをプラットフォームに、文書画像情報のソリューション提案力の向上を目的とする、CompTIA 認定資格「CDIA+(Certified Document Imaging Architech+)」の標準テキストの完成を発表しました。
これは、業界各社の現場有志により作成されており、製品や企業ポリシーに偏らず、顧客視点に立った提案のできる人材育成に広く役立てられます。CompTIA は「CDIA+」による業務標準の提供により、それらの業務に耐えうる効率的な人材育成を支援します。
「CDIA+」は、ネットワークを利用した文書画像情報の管理・運用の提案からクロージングまでを行える能力を評価する資格で、製品からの視点ではなく、また企業ポリシーに偏ることなく、顧客視点に立ち、顧客側の文書画像管理環境や要求を把握した上で、最適なプロセスで導入に結び付ける人材を輩出するものです。
試験は、業界各社が集い、共通する業務スキル項目を定義・問題作成されており、日本では2004年秋に日本語試験がスタートしています。欧米においては、数多くの企業が必須能力として重視しており、Bell&Howell、CanonUSA、Fujitsu product of America、Hyland Software、Konica Minolta、Ricoh-USA、Ricoh-Europeなどが導入しています。各社では、以下のビジネスの好循環を期待し、人材育成に取り組んでいます。
■ ソリューション提案のプロセスを提示することで、製品単体の販売で終わることなく、各社製品の潜在能力を引き出し、製品を中心とした顧客のIT環境や業務環境の改善まで関わる人材を育成し、ビジネスの幅を広げる。
■ 営業、コンサルタント、CE、SEなどの各業務に、共通したソリューション提案プロセスの基準を設け、円滑な意思疎通を図る。
■ 顧客視点に立つ目を養うことにより、現場から開発へのフィードバックを促し、より良質な製品投入を期待する。
現在世界で約5000名の認定者が存在し、貴重なビジネスチャンスの「舵取り役」の役割を果たしています。
今回の「CDIA+標準テキスト」の開発には、「CDIA+」の主旨を理解し、日本国内での効率的な人材育成に賛同された業界各社の現場有志が集まり、TACとウチダ人材開発センタのマネジメントの下、準備がされました。日本国内では今まで、国外で「CDIA+」の教育ノウハウを持つ企業が社内教育を展開していましたが、このテキストにより、業界内の顧客視点に立った人材育成に広く役立てられることになります。TACとウチダ人材開発センタから発売され、初版で3000部の発行を予定しています。
(CompTIA 日本支局 http://www.comptia.jp/同社プレスリリースより抜粋・10月14日)