平成22年度「キャリア・コンサルティング研究会」報告書の取りまとめ~キャリア・コンサルタントの活動状況、求められる能力などを調査・研究~(厚生労働省)
厚生労働省では、このほど、委託事業による「平成22年度キャリア・コンサルティング研究会」(座長:諏訪康雄 法政大学大学院政策創造研究科 教授)の報告書を取りまとめましたので、公表します。
キャリア・コンサルタントは、個人のキャリア形成を支援する専門人材で、官民の取り組みによって、その養成や活動領域の拡大が進められています。厚生労働省では、キャリア・コンサルティング調査・研究事業(委託事業)の一環として、学識経験者、実務経験者等をメンバーに「キャリア・コンサルティング研究会」を開催し、キャリア・コンサルティングに関わる政策課題を踏まえつつ、現状の分析と評価、より良い制度への提言、今後の施策の方向性などについて、調査・検討を毎年行ってきました。
平成22年度の報告書は、「実態調査部会」、「能力要件部会」、「キャリア教育部会」の3つの部会の報告から構成されています。(各部会の報告のポイントは次頁参照)
・「実態調査部会」 :第2回「キャリア・コンサルティングに関する実態調査」(平成22年10月)をもとに、調査結果から得られた知見と課題を集約
・「能力要件部会」 :「標準レベルのキャリア・コンサルタント」に求められる能力要件について、見直し・拡充のポイントを抽出
・「キャリア教育部会」:大学などでのキャリア教育の現場でキャリア・コンサルタントに期待される役割等を検討
当省では本報告書を受け、今後のキャリア・コンサルティングに関する政策の企画・立案全般に活用するのをはじめ、平成23年度中に「標準レベルのキャリア・コンサルタント」の能力評価試験指定基準を改定するとともに、キャリア教育の現場でのキャリア・コンサルタントの活用に向けた検討を深めるなど、具体的な取組みに反映させていく方針です。
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厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp//3月29日発表・報道発表より転載