パソナテックとグローバルナレッジが
IT技術者の育成派遣プログラムを提供
IT(情報技術)分野における専門人材サービスを行うパソナテック(東京都渋谷区、森本宏一・代表取締役社長)と、IT教育のリーディングカンパニーであるグローバル ナレッジ ネットワーク(東京都渋谷区、尾藤伸一・代表取締役社長)の両社は、IT業界における人材不足の解消と市場価値の高い優秀な人材の輩出を目的としたIT技術者の育成派遣プログラムを共同開発、提供していくこととなりました。
その第1弾として、通信業界において顧客企業に最適なソリューションを提供するセールスエンジニアの育成派遣プログラムを10月より開始します。個人情報保護法施行に伴う通信インフラのセキュリティ対策や、自社のビジネスに最適な通信インフラ構築が重要視されるなど、企業側の通信インフラに対する取り組みが積極的になっています。一方、通信業界では、2004年の電気通信事業法の改正などにはじまる動きにより、料金を含めたより一層のサービス強化が求められています。こうした現状の中、最適なソリューションをサービスとして提供するための通信インフラのスペシャリストのニーズは業界全体において高まっていますが、業務イメージとして営業色が強いなどの理由から希望する人材が少なく、圧倒的に人材が不足している現状です。
そこでパソナテックとグローバルナレッジは、本業務の必要スキルである対人折衝スキルと、TCP/IPなどの基礎的な通信スキルを持つコールセンター・カスタマーセンターなどに従事するサポートエンジニアや企業内におけるヘルプデスク業務の経験者に着目し、育成プログラムを開発しました。
こうしたサポートエンジニアやヘルプデスク経験者の多くがネットワーク系業務へのスキルアップを希望していますが、実際には実務を通じて必要スキルを身に付けることは難しく、キャリアアップを考える中で大きな課題となっています。そこで、基礎的なIT・通信知識と、コミュニケーションスキルを持つこうした人材に、不足スキルを補完し、かつOJTを含む実践的な研修プログラムを受講させ、ネットワーク系業務へのキャリアチェンジの機会を提供していきます。同時にセールスエンジニアの不足を解消することで通信業界の活性化につながればと考えています。
両社では本プログラムにおいて、今後1年間で100名のセールスエンジニアを育成する予定です。 パソナテックは、ITビジネスのコアコンピタンスが人材であるという観点から、ITに特化した人材派遣・人材紹介・アウトソーシングを展開してきました。グローバルナレッジは、SI企業、通信系企業を中心としたIT企業向けのハイレベルな技術者育成を多数手がけた実績を持っています。今回の取り組みを始めとして、今後アーキテクト、アナリスト、プロジェクトマネージャなども含む、エントリー層からハイエンド層までの広範囲な人材の育成に取り組んでいきます。両社がそれぞれの強みを生かして即戦力となる要員を早期育成し、各種クライアント企業へ派遣することで、顧客企業・派遣社員双方へメリットを還元できる、ハイレベルな人材サービスの実現を目指します。
(パソナテック http://www.pasonatech.co.jp/
グローバル ナレッジ ネットワーク http://www.globalknowledge.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・10月11日)