1月1日現在のエントリー社数、2年前より約20社増
~『日経就職ナビ2012 学生モニター調査』(2011年1月)結果より~
就職情報会社・株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、2012年3月卒業予定の大学生(現大学3年生、理系は修士1年生を含む)モニター2,000人を対象に1月1日~10日の期間、インターネットで就職に関する意識調査を行いました。(回答数1,325人)
1月1日現在で企業にエントリーをした学生は98.9%とほぼ全員で、エントリー(その企業に興味があることを示すアクションであって、選考との結びつきはありません)をした学生一人あたりの平均社数は70.6社にのぼりました。これは前年同期より6.4社多く、2年前(2009年1月)の数値からは約20社増。70社といえば、前年度モニターの3月時点でのエントリー社数に匹敵します。これに比例するように企業単独開催のセミナーや学内セミナーへの参加者数も前年を上回っていることから、学生たちは前年以上に厳しくなるともいわれる就職戦線に備え、前のめり感がますます強まっているといえそうです。(別紙図表1参照)
1.エントリーシート提出社数も前年を上回る
1月1日現在、企業にエントリーシート(選考に臨むための書類)を提出した学生は全体で49.1%と、前年同期(48.4%)より微増にとどまりました。しかし提出社数の平均は4.1社で0.4社増えました。(別紙図表2参照)
2.モニター学生の約4割がスマートフォンを保有
外出先でもパソコンで同じように企業セミナーなどの予約をしたり情報を得たいと、就職活動中の学生に注目されるスマートフォン。当モニターでの保有率は38.9%で半数には至りませんでした。ただ、持っていないと回答した人に今後の購入意欲を重ねて聞くと、「就職活動用に欲しい」が38.2%にのぼり、「就職活動に関係なく欲しい」37.0%とあわせると、75.2%が「欲しい」と回答しました。(別紙図表3参照)
3.インターンシップ参加者、前年より2.8ポイント増
これまでにインターンシップを経験した人は全体の48.8%(前年比2.8ポイント増)で、経験者の割合はここ数年4割台~5割を示しています。一人当たりの経験社数は、1~2日間のショートプログラムで3.0社、3日以上(週単位・月単位など)のプログラムでは1.3社でした。
また参加者にインターンシップ先への就職意向を聞いたところ、54.4%が「就職したい」と回答。実際にエントリーをした学生は72.7%と7割を超えていました。就職意向を「どちらともいえない」とした学生でも半数はエントリーしており、インターンシップの強い吸引力を実証しているといえそうです。(別紙図表4参照)
◆リリース本文ならびに添付資料はこちら(PDF:136KB)
《 『日経就職ナビ2012 学生モニター調査』(2011年1月)概要 》
発行: 株式会社ディスコ
対象: 2012年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生を含む)
調査方法・期間: インターネット調査法、2011年1月1日~1月10日
サンプリング: 株式会社ディスコ「日経就職ナビ2012 学生モニター」2,000人
回答数: 1,325人(文系男子474人、文系女子375人、理系男子343人、理系女子133人)
*日経就職ナビは、株式会社日経HRと株式会社ディスコが共同で管理・運営しています。
株式会社ディスコ http://web.disc.co.jp//同社プレスリリースより転載