韓国で人材紹介・人材派遣事業
「テンプスタッフ・コリア」が設立
総合人材サービスのテンプスタッフ(東京都渋谷区、篠原欣子・代表取締役)では、韓国にて有料職業紹介事業・人材派遣事業を行う「テンプスタッフ・コリア」(資本金:4億ウォン、韓国ソウル市江南区、ユウ・ヒョンジュ 代表取締役社長)を2005年8月に設立し、2005年9月26日から人材紹介事業を開始します。
日韓国交正常化40周年を迎え、日本における韓流ブームや韓国での2004年の第4次日本文化開放を追い風に日本の韓国に対する輸出入額は共に増加し、輸出相手国としては、中国、アメリカに次ぎ3位という重要な位置を占めています。また、韓国では、ヘッドハンティングと人材紹介が主流ですが、1998年派遣法制定やIMF時代のリストラを契機に人材派遣をはじめとした人材のアウトソーシング化が徐々に定着し始めています。
韓国政府の外資系企業への優遇措置(税金免除)による日系企業の韓国進出と共に、日本と取引の多い韓国系企業も多いため、日本語と韓国語が話せる人材ニーズは益々増加する見込みです。加えて、韓国における日本語習得は、就職時の武器となるため、日本語を活かした仕事に就きたいと望む求職者が多く、企業と求職者をマッチングする人材サービス企業の役割は益々重要となります。
このように、今後、成長が見込まれる韓国人材サービス市場と日本語へのニーズを鑑み、韓国に日系大手人材派遣会社初の「テンプスタッフ・コリア」を設立することは、同グループのグローバル戦略を推進する上での大きな足がかりとなります。また、テンプスタッフ・コリアの今後のビジネス展開は、日本と法制度や市場の歩みが似ていることから、同グループのビジネスノウハウを応用していくことが可能となります。
テンプスタッフ・コリアでは、在韓日系企業と日本と取引のある韓国企業を中心に人材紹介からビジネスを開始し、日本へのインターンシップ・就職支援の受託、日本への留学支援・語学研修の実施などを行います。なお、人材派遣ビジネスは来年度より本格的にサービス開始の予定で、同グループのノウハウを活かしながら、人材派遣ビジネスの誠実な企業の見本となるよう福利厚生の充実やフォロー体制など整備していきます。来年度には、日系企業の韓国進出時のコンサルティングなども開始します。
また、登録者獲得施策として、韓国ソウル市二大都市の一つで、若者が集まる利便性の高い江南区にオフィスを構えると共に、ウェブ広告での募集活動やテンプスタッフ・コリアのホームページ上から登録を受け付けるなど、インターネットを重点的に活用していきます。
加えて、同グループでは、2005年より韓国政府機関「韓国産業人力公団」より韓国人を対象とした日本でのインターンシップ制度「韓国人材インターンシッププログラム」の実施を受託しており、引き続き、同グループと連携し、テンプスタッフ・コリアが韓国国内で同インターンシッププログラムの運営(インターンシップ参加者応募、出発前オリエンテーションなど)をサポートし、日本でのインターンシップ希望者と受け入れ企業とのマッチングを行います。今後、日本のみならず韓国においても、テンプスタッフグループで同インターンシッププログラムの運営をサポートし、韓国若年層の雇用創造に寄与していきます。
(テンプスタッフグループ http://www.tempstaff.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・9月13日)