「テンブロス ブラジル有限会社」が
ブラジル・サンパウロに9月1日開設
総合人材サービスのテンプスタッフグループで、製造業分野の業務委託・請負、派遣を手掛けるテンブロス(東京都新宿区、永住 賢二・代表取締役社長http://www.tempbros.co.jp/)は2005年9月1日に、ブラジル・サンパウロに、現地法人「テンブロス ブラジル有限会社(TEMPBROS DO BRASIL,LTDA.)」を設立し、日系ブラジル人の日本就労の渡航支援拠点として、日本への人材供給を強化・推進します。
1990年の入管法の改正により、日本での就労活動制限が緩和され、多くの日系人が生産現場や加工工程に従事し、現在、日本には日系2世や3世などの日系ブラジル人が約28万人在住しています。同社では、2003年4月にファクトリー事業部を新設、製造業分野に参入し、製造分野への日系ブラジル人の雇用を創造してきました。
テンブロス ブラジルは、日本就労の渡航支援拠点と位置づけ、140万人とも言われるブラジル在住の日系人を対象に電子部品・自動車部品の製造・組立・検査要員や機械オペレーターからスキルの高いエンジニアまで広く人材を募集し、テンブロス(日本)からの依頼にあわせ人選し、日本への渡航支援・就業情報提供を行います。ブラジルに拠点を開設することによって、(1)クライアント企業のニーズに合わせた人材および人数の確保(2)的確な人材の供給スピードアップ(3)常に人材を募集し、渡航可能なエントリー者をプールでき、繁忙期にも随時供給可能な体制を構築し、クライアントへのサービスを大きく向上させることを目指します。
これまで多くの日系人は各現地エージェントを経由し、日本各地の製造現場で就労していますが、来日前の日本での就業情報が少ないために、ミスマッチが起こりやすく、その結果定着率が低下し、慢性的な人手不足に陥っています。
テンブロス ブラジルでは、現地社員が直接面談を行うことで、来日後の就業条件・住環境・生活環境・フォロー内容などを事前に確認でき、来日時の不安を軽減し、ミスマッチを減らすことができます。加えて、来日後、テンブロスでは就業先企業を担当する弊社営業所での登録時に、再度、日本の生活環境や仕事に関して、詳細に説明し、日本での就業への理解を促進し、就業観や安全衛生についての教育や住居の確保も含めた生活支援を実施します。
現在、テンブロス登録・契約の日系人スタッフの日本における主な就業先は、電子部品メーカー、家電メーカーの組立・検査・機械オペレーターなどですが、今後は自動車部品メーカーの組立や生産現場での知識・経験を持つ生産・品質管理・安全衛生管理業務、さらに、エンジニア層などの分野への派遣・請負も予定しています。また、これまで同様、日本国内においてもIPC(日系人向け新聞)での募集広告及び国内で年2回行われる日系ブラジル人のリクルーティングエキスポ『RH Expo Japan(ヒューマン・リソーセス・エキスポ・ジャパン)』への出展、在ブラジルエージェントとの連携、友人紹介なども実施し、幅広い求人活動を行うと共に、今後は、日本国内はテンブロス、ブラジルではテンブロス ブラジルでの募集活動を通じて、日本での就業活動を支援する会社として日系人コミュニティーへの信頼感と認知度向上を図ります。
(テンプスタッフグループ http://www.tempstaff.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・7月27日)