インテリジェンス、転職サービス「DODA(デューダ)」調べ
〜 ビジネスパーソン5,000人の貯蓄額調査2010年版 〜
インテリジェンス(東京都千代田区、高橋広敏・代表取締役 社長執行役員)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、関東、関西、東海エリアのビジネスパーソン5,000人を対象に、貯蓄額に関する調査を行いました。
※ 詳細は「DODA」サービスサイトにて公開しています。
【 調査結果 】
■ 【現在の貯蓄額】給与減額でも貯蓄額は増加
現在の貯蓄額について聞いた質問では、「50万円未満」が最多で20.0%。次いで、「100〜200万円」(16.8%)、「200〜300万円」(13.8%)となりました。2009年の結果と比較すると、「50万円未満」の割合が昨年の24.5%から4.5ポイント減少。さらに、昨年と比較した貯蓄額の増減について聞いた質問では、「増えた」(34.2%)と回答した人が「減った」(25.6%)と回答した人を上回り、全体としては貯蓄額が増加傾向にあることがわかりました。
DODAで行った「平均年収調査2009−2010」では、前年と比較し、25〜29歳で8万円、30〜34歳で9万円の減額。また、「夏のボーナス予想調査2010」では、平均予想支給額が2年連続で前年の支給額実績を下回る結果となり、収入は減少基調にあると見られたものの、貯蓄額は現状維持、もしくは増加している人が多く、収入とは相反する結果となりました。
※ 図表、詳細数値は、こちらページの「図表1」「図表2」を参照ください
■ 【貯蓄額が増えた理由】「コツコツ貯金」は漠然とした将来への不安のため
貯蓄額が「増えた」と回答した人に、その理由について聞いたところ、「定期預金をした」という回答が最多となりました。「毎月、天引きで3万円貯金するように設定してボーナス時は更に50万円増やした」(27歳/女性/一般事務職)といったコメントのように、毎月の給与からコツコツと貯蓄を続けている人が大半を占めました。
次いで多かったのは「投資をした」という回答。賢く資産を増やしているビジネスパーソンも増えているようです。僅差で続いたのは「外食をしない」「節約」。「草食系になること、弁当男子になること」(男性/25歳/総務・労務職)、「化粧品などのコストを下げて節約した」(女性/25歳/技術・設計職)など、男女ともに、日々の節約に努める回答が多数見受けられました。
※ 図表、詳細数値は、こちらのページの「図表3」を参照ください
回答の多くに、「毎日」「毎月」というキーワードが登場しており、地道な節約の積み重ねが貯蓄を増やしたことがわかります。しかし「お弁当・水筒持参」「ジム通いのかわりに近所をジョギング」といった節約術は一種のブームともなり、実践している人に悲愴感はありません。バブル崩壊後から2000年代前半まで続いた不況、就職氷河期。社会に出てすぐ厳しい世の中の洗礼にあった今の25〜34歳のビジネスパーソンは、その時代を上手に生きる逞しさと適応能力を身に付けているようです。
一方、「マイホーム」「結婚」といった、将来の目的に備えた貯蓄という回答はほとんど見られませんでした。毎月コツコツ貯蓄している人も、漠然とした将来への不安に備える行動のようです。
【 調査概要 】
■ 対象: 関東、関西、東海エリア在住、25〜34歳の正社員、契約社員にて就業中の男女
■ 有効回答数: 5,000人
■ 調査期間: 2010年4月21日〜25日
■ 調査方法: インターネットリサーチ
※リリース原文、図表、詳細数値は、こちらのページをご参照ください。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・9月2日