アルー、40-59歳人材育成担当者による人材育成課題実態調査
この度、今後の人材育成のあり方について考えるために、アルー(東京都新宿区、落合文四郎・代表取締役社長)は、従業員数500名以上の企業の人事・総務部門等にて「人材育成」「人材開発」「社員教育」業務に携わる40歳-59歳を対象に、人材育成における現在の課題や就職氷河期以降に就職した若手中堅社員の傾向などについて実態調査を実施しました。
【 調査結果 概要 】
本調査では、経営課題としての「人材育成」の重要度について、約8割以上が「重要度が高い」と答えました。また、人材育成の課題として優先順位が高い対象については「幹部候補の育成」が最も高く、次いで「ゆとり世代の育成」、「女性社員の育成」という結果となりました。その具体的な理由については、企業内の人員構成の変化や、働き方の変化等があがりました。
次に、昨今の人員構成の大きな変化として注目される「ゆとり世代」は、「就職氷河期世代」と比較して育成の難易度にどのように影響しているかを聞きました。すると、約7割の人材育成担当者が「難しくなった」と回答しました。さらに、「ゆとり世代」の社員に共通する傾向については、数値の高かった順に「叱られ慣れていない」、「競争意識が低い」、「言われたこと以上のことは実行しない」となりました。これらの傾向による育成への影響は、「これまで社会人以前に身についている部分への対策を強いられている」といったコメントが目立ちました。ゆとり世代と同様、就職氷河期世代の社員の傾向についても聞いたところ、「何事も真面目に一生懸命取り組む」、「言われたこと以上のことは実行しない」、「集団の中ではおとなしい」の順で高い数値となりました。育成への影響は「特にない」、「育成しやすい」といったコメントが多い一方で、チーム意識やチームワークに対する懸念もあがっていることがわかりました。
最後に、昨今叫ばれている「組織を活性化するリーダーシップの必要性」について、リーダーシップ開発の鍵となる階層について聞きました。その結果、およそ2人に1人が「中堅社員層(7-10年目)」・「主任-新任管理職層」を選びました。その理由については、「リーダーシップは、早いうちからの開発が必要」、「次世代の担い手として、中堅-新任管理職層のリーダーシップが必要」といったコメントが目立ちました
これからの日本企業の成長には若手中堅社員のリーダーシップが必要不可欠です。彼らが職場でリーダーシップを発揮するために人事側に求められることは、ゆとり世代と就職氷河期世代の時代背景や傾向を理解し、これまで以上に彼らに期待を示し、彼らの強みを活かしたリーダーシップ開発を行っていくことではないでしょうか。
【 調査結果 抜粋 】
■ 「人材育成」は、あなたの会社の経営課題として、どのくらい重要視されていますか。
・重要度が高い(82.7%)
■ あなたは、どの階層に対するリーダーシップ開発が鍵だと感じますか。(複数回答)
・中堅社員層(50.3%)
・主任-新任管理職層(47.3%)
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アルー http://www.alue.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・7月1日