アデコ、愛知県が実施する
未就職卒業者向け、人材育成事業を受託
総合人材サービスのアデコ(東京都港区、会長兼社長:マーク・デュレイ)は、この度、愛知県が実施する、緊急雇用創出基金を活用した地域人材育成事業を受託し、50名の未就職卒業者等に研修および就職支援を行うことになりました。今回アデコが受託した就職支援事業では、2010年7月から2011年2月の約8ヵ月間にわたり、資格保持者によるキャリアカウンセリングやビジネスマナーの研修を行った後、アデコと契約を結んでいる愛知県内の民間企業で職場実習を行い、就職に必要な知識と技能の習得を促進させるとともに、正規雇用による就業を支援します。
愛知県内の輸送機械、繊維工業をはじめとする主力産業では金融危機の影響により業績が低迷し、新卒および中途採用の求人が大幅に減少しています。2010年1月〜3月の失業率は4.7%、中部地域での2010年学卒者の内定率は前年比5.3%減の93.6%と厳しい雇用情勢が続いています。中でも、在学中に就職に至らなかった学生の多くは、卒業後、自ら求職活動を行わなければならない状況です。
この状況を打開するため、緊急雇用対策活動の一環として愛知県が実施した当支援事業の実施委託事業者の公募に対し、若年層の就職支援に注力しているアデコが選定されました。アデコが行う支援事業が単なる就職支援ではなく、職業人としての意識を向上させるとともにエンプロイアビリティ(雇用される能力)を向上させることを軸にした就職支援プログラムであることが評価され選考されたものです。
アデコが受託した就職支援事業の流れは以下のとおりです。
(1) 6月: 求職者向け説明会の実施、選考と採用
(2) 7月〜8月初旬または中旬: 基礎研修(社会人としての心得、OA実習、ビジネスマナー研修、企業研究な ど)、職場実習先の決定
(3) 8月下旬〜11年2月: 各企業で職場実習(最長7ヵ月間)、職場実習先企業での採用決定
(補足: より高い専門性が求められる人材には、職場実習中に教育施設「アデコキャリアアップスクール」で教育、研修を実施予定。 当支援事業を受ける期間、対象者は基本給のほか通勤手当が支給され、社会保険は全員が加入。)
アデコでは、5月から未就職の学卒者と若年層の人材の採用を希望する企業との合同説明会を開始するなど、多くの若年層の方たちの就職支援を行っています。長年にわたり若年層向けの職業紹介サービスを提供してきた実績とノウハウを最大限に活かし、愛知県内の雇用改善に貢献したいと考えております。
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アデコ http://www.adecco.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・6月4日