ピースマインド、ポストリストラ再活性支援サービス
「Re-FIRM(リファーム)」を開始
メンタルヘルスサービスを提供するピースマインド(東京都中央区、荻原国啓・代表取締役社長)は、組織再編実施時における従業員の生産性回復を支援するサービス「Re-FIRM(リファーム)※1」を2010年5月10日から開始しました。
これにより、合併や事業売却、人員削減等を行うことで動揺した組織をいち早く立て直し、従業員のモチベーションやパフォーマンスの回復を支援して、生産性の高い職場に戻すことを実現します。
※1 「Re-FIRM」とは、Resilience − Forward the Improved Retention Managementの略で、「Re」のResilience(レジリエンス)は困難に打ち勝つ力(しなやかさ)を、「FIRM」は人を結束させる(固める)を意味しています。
■ 背景
2008年リーマンショック後、企業は不採算部門からの撤退や事業の縮小、有望な事業領域に経営資源を集中する動きが加速しています。リーマンショック前後で、失業者数と完全失業率を比較すると、影響の大きさが見えてきます※2。
2007年 失業者数:257万人、完全失業率:3.9% → 2009年 失業者数:336万人、完全失業率:5.1%
一方、人員削減が行われた企業で対象外となった従業員への影響も懸念されます。主な影響として「従業員の士気の低下」や「優秀な人材の流出」、「業務負荷による生産性の低下」など挙げる企業が多くあります※3。
※2 総務省「労働力調査」平成22年2月分(速報)結果
※3 日本労働研究機構「事業再構築と雇用に関する調査」平成14年
■ ポストリストラ再活性支援「Re-FIRM」とは
人員整理や事業売却、買収等の組織再編を行った企業に対して、その影響を最小限に抑え、従業員の職場不適応や士気低下を予防し、元のパフォーマンスに戻す支援をするサービスです。
○ 概要
(1) 専門コンサルタントが状況把握
専門のコンサルタントが、対応に関するアドバイスを行いつつ、事実確認や情報収集を行い、現状の把握をします。その上で、ゴールを設定し、支援内容を決定、まずアセスメントツールで特に影響が大きい従業員を特定します。
(2) 影響の大きい従業員の心のケア
出張カウンセリングを行い、心理カウンセラーが従業員の抱える個別の感情(悲しみ、喪失感、怒りなど)を認識・整理をしていきます。新たに出発していく上で感情を表出し、気持ちを整理していくことは必要不可欠です。
(3) 全従業員を対象に再編時の心的変化に関する心理教育
組織再編後に起こる心理的なプロセスを理解し、従業員自身が感情と向き合う支援をします。心理教育を行うことで、新組織に適応していくことを促します。
(4) 管理監督者を対象としたラインケア研修
組織再編後の従業員に起こると予想される、身体反応や労務上の課題への対応、また対応する管理監督者自身のケア(人員削減に携わった方の心理的負担を軽減する支援方法など)について解説します。
○ 価格
別途、お見積もりとなります(対象者人数によって異なる)。
■ 推奨の理由
○ 海外での取り組み
海外でも組織再編後の再活性化プログラムは重要視されています。例えば、アメリカでは再編後、外部EAP機関が介入し、従業員向けにカウンセリングを提供したり、研修を行ったりすることで効果を上げており、こういったプログラムの導入は一般的になっています。
○ ピースマインドの強み
ピースマインドには、これまで災害や事故、自殺等の緊急支援として「緊急時ストレスマネジメント(CISM;Critical Incident Stress Management)」を企業向けに提供してきた実績があります。これは、自然・人的災害等後に予測される組織と従業員のリスクや影響に対し、いち早く心のケアを行うことで、二次災害を防ぎ、職場と個人の日常性を回復させるためのサービスです。この中で培った対応ノウハウ、迅速性を「Re-FIRM」において発揮します。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。(PDF)
ピースマインド http://www.peacemind.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・5月12日