学生援護会がアルバイト平均賃金を分析
5月は関東・関西エリアとも上昇基調
労働市場サービスを行なう学生援護会(東京都新宿区、赤嶺紀彦・社長)では、関連会社を通じて各種の求人メディアを発行していますが、そのうち、雇用動向に密接に関わると判断される98職種について、関東および関西エリアで発行するアルバイト情報誌およびアルバイト求人サイトに掲載された求人情報からアルバイトの平均賃金を分析しています。このほど、5月の結果がまとまりました。
5月のアルバイト求人情報98職種平均時給は関東エリアで995円(前月998円、前年同月987円・0.80%増)、関西エリアは949円(前月941円、前年同月939円・1.09%増)となっています。関東エリアは、前年同月を8カ月連続で上回っています。3月まで連続3カ月間1000円台を維持してきましたが、4、5月は1000円台を下回りました。
一方、関西エリアは集計開始の昨年2月以降一貫して前年同月を上回る推移が続いています。金額については昨年11月以降950円以上と高い水準をキープしてきましたが、3〜5月は940円台となり、伸びは鈍化傾向にあります。
関東エリアでの98職種の扱い件数は前年同月と同じ水準。大分類では事務職、販売職、フード、サービス職、運輸関連職、技能・労務関連職が前年同月並み。専門職、営業職がプラスとなっています。関西エリアの98職種の扱い件数については前年同月で10%台の伸びとなっており、大分類では技能・労務職が前年同月並み。事務職、販売職、サービス職が10%台の伸びのほか、専門職、営業職、フード、運輸関連職が20%以上の高い伸びとなっています。
関東エリアの賃金を大分類でみると、最も高いのは専門職で1253円。次いで営業職の1178円となっています。また、販売職、フードを除いた職種いずれもが時給1000円の大台にのっています。関西エリアでは専門職が1281円で最も高く、関東エリアの1253円を上回っています。次いで営業職で1090円となっています。専門職、営業職が時給1000円の大台にのっています。
(学生援護会 http://www.engokai.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・6月23日)