レジェンダ・コーポレーション
「2011年4月入社新卒採用の企業動向調査」を実施
戦略的な人事業務をサポートするHRO(Human Resources Outsourcing)ソリューションを提供するレジェンダ・コーポレーション(東京都新宿区、藤波達雄・代表取締役)は企業の2011年4月入社の新卒採用活動状況を、学生の応募者数、採用目標数、採用方針等の観点から調査し、結果をまとめました。
1. 応募数は一昨年比208%で過去最高レベル
とにかく内定がほしい学生が増える
【 応募者数全体 】
例年どおり、2011年4月入社の新卒採用の応募受付が10月より開始されました。弊社では、2009年10月1日〜31日までの1ヵ月間の企業への学生応募数の昨年同時期比の経年変化を調査。応募数が過去3年で最高の一昨年比208%に達し、学生の就職活動が年々早期化傾向にあることがわかりました。
【 業界/従業員規模での比較 】
業界別では昨年比256%の金融業界が最も高い伸び率を示しました。さらに、従業員規模別では、1,000名未満の企業の昨年比は205%となり、1,000名以上の企業の伸び率151%より大きく上回りました。世界同時不況後に強まった学生の大手安定志向や金融業界への就職不安が見られた昨年とは傾向が変化してきたことが伺えます。内定取り消し問題など厳しい雇用情勢を昨年から見聞きしてきた現在の大学3年生は、就職活動の厳しさをいち早く察知し、とにかく内定が欲しいという焦りを持って就職活動に取り組んでいると考えられます。
2. 企業は新卒採用活動を楽観視せず
選考では学生の「質」を重視 98%の企業が「質」を譲らない
2011年新卒採用活動の見通しについて尋ねたところ、32%の企業が前年より苦戦すると回答し、前年より楽になると回答した人事担当者は1社もないという結果になりました。今年も買い手市場の傾向にあると予想されますが、企業はこの状況を楽観視していないことが今回の調査でわかりました。
3. 企業から学生へのメッセージは
焦らず「業界・企業・自分自身」を分析して
企業に学生へアドバイスしたいことを尋ねたところ、「業界・企業研究」という回答が57%、「自己分析」が40%となりました。一方で「早期からの活動」は4%となり、やみくもに内定をとろうとするのではなく、学生に自分に合った業界・企業を見極めてほしいというメッセージととらえられます。企業の2011年4月入社の採用活動方針は「質」にこだわっていますが、「業界研究と自己分析」をじっくり行うことが「質」の中身とも考えられる結果となりました。
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レジェンダ・コーポレーション http://www.leggenda.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月19日