日本の職場環境の変化に応じアドバンテッジEAP
『ココロの健康診断eMe(イーミー)』を強化
アドバンテッジリスクマネジメント(東京都目黒区、鳥越慎ニ・代表取締役社長、以下:ARM)と東京海上日動メディカルサービス(以下:TMS)は、両社共同にてサービス提供しているメンタル不調者の早期発見・早期対応プログラム「アドバンテッジEAP」の『ココロの健康診断eMe(イーミー)』をこのたび全面的に改定いたしました。
従来より『ココロの健康診断eMe(イーミー)』(Webまたは紙で実施)では、個人のストレス状態だけではなく「ストレスの感じやすさ」といった性格傾向も測定し、その結果に応じて医師から個別にアプローチを行い、カウンセリングや医療を促すことで、メンタルヘルス不調の予備軍を早期発見、早期対応しています。
アドバンテッジEAP は2002年にサービスを開始し、現在100社27万人以上の従業員の皆様にご利用いただいています。このたびの改定は、最近、特に変化している職場環境や従業員の実態に即して、“病気とは言えないものの就労し続ける上で何らかの困難を抱える可能性のある予備軍をより的確に把握するため、ストレスや性格傾向の判定の精度を高め、従業員満足度調査(ES調査)などに見られる組織活性化に向けた職場環境や風土、職場・個人の元気度に関する内容も充実しました。また、セルフケアにつながるストレス状態・性格傾向に基づくアドバイスなど、個人への『ココロの健康診断eMe(イーミー)』結果のフィードバックも強化しました。
◆1. 『ココロの健康診断eMe』 改定の背景
昨今、職場コミュニケーションの悪化や過重労働やハラスメント等、労働環境が変化する中、メンタルヘルスに対する意識も高まっており、若年層の仕事観の変化等からも、労働者のストレスと心の健康問題はますます深刻化しています。このような状況もあり、2009年4月には厚生労働省「心理的負荷による精神障害等に係る業務上外の判断指針の一部改正」が行われ、業務の集中化や職場でのいじめによる心理的負荷などが労働災害認定における評価項目に追加されました。
こうした日本の従業員の意識や職場環境の変化により適切に対応するため、アドバンテッジEAPでは、本サービスをご利用いただいている100社27万人以上の人事労務担当者や従業員の皆様からのご意見ご要望をふまえ、このたび、現行の判定内容との整合性も保持しつつ、1年以上の開発期間をかけて『ココロの健康診断eMe』を全面的に改定しました。
この改定にあたっては、精神医学的観点において日本医科大学精神医学教室の大久保善朗教授、さらに心理学的観点において立正大学大学院心理学研究科の山下富美代教授のそれぞれの分野でご活躍されている両教授にご監修いただき、学術的な裏づけについても完成度の高い内容となっています。
◆2. 『ココロの健康診断eMe』改定版の特徴
1. 個人のストレス状態とストレス感受性を含む性格傾向の判定の強化
最近の従業員と職場環境の変化の傾向に応じた判定項目と基準の改定
2. 組織活性化に向けた組織分析の充実
職場の環境・風土、職場・個人の元気度などの判定項目を追加
3. 個人結果フィードバックにおけるアドバイスを強化
セルフケア強化につながるストレス状態・性格傾向に基づくアドバイス
<アドバンテッジEAPについて>
EAPとはEmployee Assistance Program(従業員支援プログラム)の略であり、米国ではフォーチュン500社の90%以上が導入しています。「アドバンテッジEAP」は、ARMがTMSの精神科医と共同開発した従業員のメンタル不調者の早期発見・早期対応を重視する国内最大級のEAPです。待ち受け型の相談窓口が主体である一般的なEAPとは異なり、「アドバンテッジEAP」は以下のサービスを提供しています。
(1) 定期的に“ココロの健康診断eMe”を実施し、ストレスの感受性とストレス状態を測定。
(2) “ココロの健康診断eMe”の結果に応じて、医師が個別にアプローチし、カウンセリングや医療を促す。
(3) 自分自身のメンタル面の悩みだけでなく、体の健康相談、部下・同僚への対応や家族に関する相談も受付。
(4) ストレス要因や組織環境・風土の分析を行い、職場の現状把握に基づき環境改善策をアドバイス。
<株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメントについて>
株式会社アドバンテッジ リスク マネジメントは、「人が安心して働ける職場を創る」をミッションとし、GLTD(傷病による就業不能時の所得補償保険)のマーケティング事業を中心に1999年に設立された、企業における職場サポートのプロフェッショナル企業です。GLTD分野では、国内トップシェアの延べ30万人への導入実績を有するほか、メンタル疾患による休業の急増に対応するため、2002年より職場におけるメンタル疾患早期発見・早期対応プログラム「アドバンテッジEAP」を東京海上日動メディカルサービス株式会社の精神科医と共同で開発し、今日、27万人に活用されており、グループ全体では50万人以上が利用する国内最大のメンタルヘルスサービスプロバイダーとして、企業向けにメンタルヘルスに関する総合的なサービスを提供しています。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
アドバンテッジ リスク マネジメント http://www.armg.jp /同社プレスリリースより抜粋・10月16日