インターワークス
2008年12月工場ワークス平均時給調査
インターワークス(東京都港区、岡田稔・代表取締役)では、2007年4月よりサービスを開始した日本初の製造系専門求人サイト「 工場ワークス」に掲載をしている主要大手製造系人材派遣会社を含む約50社のデータから2008年11月に引き続き、12月の(※)各エリア、業種別の平均時給分析を行いましたので結果をお知らせいたします。 (※「工場ワークス」上で分類されているエリア、業種)
【 全国の状況、業界別傾向について 】
製造系派遣の全国平均時給は1,113円で、前月の1,107円より6円の上昇となりました。車・モーター系で75円、機械・メタル系で43円、半導体・先端技術系で40円の上昇となっておりますが、掲載件数で見ますと11月と同様にこの3業種は求人件数が特に落ち込んだ業種となり、車・モーター系でマイナス553件、機械・メタル系でマイナス250件、半導体・先端技術系でマイナス123件となり、減少したのが時給の低めの求人という結果、平均時給が上昇したようにみえる現象となりました。
【 2008年度について 】
2008年度を振り返ってみますと、前半の好景気による人手不足の心配から一変し、後半は世界的な金融危機による不況に巻き込まれた一年となりました。年末には求人件数が激減し「派遣切り」と呼ばれる派遣労働者の雇い止め(解雇)が大企業を中心に広がり、社会問題として数多くのマスコミに取り上げられました。一方、製造系派遣の平均時給を見てみますと、年末に求人件数が減少した結果、エンジニア系の高い時給の求人件数の比率が増え、多くの業種で12月が年間で最も高水準にみえる結果となりました。
【 2009年度の予想 】
製造系の求人件数は年度末に向けて今後も減少していくと予想されますが、エンジニアなどの専門性の高い求人は引き続き好調に推移していくものと思われます。また製造業界全体では、雇用形態が派遣から請負や企業による直接雇用にシフトしていく転換期となりそうです。
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インターワークス http://www.inter-works.jp/同社プレスリリースより抜粋・3月2日