ニッソーネット、『ケア人材研修プログラム』を開発
福祉の人材派遣および育成を行うニッソーネット(大阪市北区、山下謹吾・代表取締役)が運営する介護教室「ほっと倶楽部」は、離職率が高く深刻な人材不足となっている高齢者福祉施設において、体系的な育成プログラムを実施することにより介護人材の定着率アップを促す『ケア人材研修プログラム』を開発いたしました。プログラムは対象者のキャリアに応じ3コースに分かれますが、特に離職率の高い新人(新卒・介護未経験の中途)向けコースの営業を、1月下旬より開始いたします。
【 『ケア人材研修プログラム』開発の背景 】
■ 介護業界における離職率の状況
介護人材の離職率の高さが問題になっていますが、調査結果※1を見るとキャリアの浅い職員、特に1年未満での離職率が特に高いことがわかります。(〔参考〕 同調査の平成18年のデータによれば、全産業の離職率は17.5%)
■ 離職の理由
東京都福祉人材センターが行った調査※によると、離職者の理由として、以下のような事柄が挙げられています。(※ 「紹介就業者の就業状況に関する調査報告書(平成17年3月)」)
・ 十分な研修もせずに実際の仕事が始まってしまった
・ 職員を育てようとする視点がない
・入社後の教育プログラムがなく、先輩職員のやり方をみて覚えるしかない
このように介護現場は、介護の専門職が支えるべき職場であるにも関わらず、教育システムが不十分であるうえ人材が定着しないため、専門性が向上しにくい職場になっています。
そこでニッソーネットの「ほっと倶楽部」は、体系的な研修により職場の満足度を高め 人材の定着率をアップさせることを目的とした『ケア人材研修プログラム』を開発しました。
【 『ケア人材研修プログラム』概要 】
◆ 目的:
・ 研修参加者の介護現場における能力向上(モチベーションをアップさせ離職を防止)
・ 個々のキャリアに応じた目標達成支援
・ メンタル面でのサポート
◆ 対象者:高齢者福祉施設で働く介護職人材(新卒・介護未経験の中途)
◆ 実施場所: ニッソーネット運営の介護教室「ほっと倶楽部」全6拠点(関東:新宿、横浜、大宮 関西:梅田、天王寺、三ノ宮)
◆ 受講料:参加者1人あたり20,000円/日(全3回で60,000円)*地域によって異なる場合もあります。
◆ プログラム内容: 経験・スキルに応じ3コース(集合研修方式。各施設1名からの参加も可)
特別養護老人ホームやデイサービスにて、介護職、介護支援専門員として10年の経験を積む。その後、ホームへルパー2級、介護福祉士受験対策講座などの講師とし活躍。ニンテンドーDS「介護トレDS」のテクニカルアドバイザーも務める。介護人材育成のプロとして、介護に必要な視点・技術・モラル・メンタルサポートまで総合的な研修を実施。
◆ 目標: 「新人スタッフ(新卒・中途)コース」のみで、全国200名の参加者獲得を見込んでいます。今後、「中堅スタッフコース」「ベテランスタッフコース」も研修を開始し、3コース全体で年間5,000万円の売上げを目指します。
【 介護教室「ほっと倶楽部」の取組みと実績 】
「ほっと倶楽部」では、様々な資格講座やセミナーを開催し、介護の人材育成を行っています。
● 資格講座: ホームヘルパー2級講座、介護職員基礎研修、介護福祉士、ケアマネジャー対策講座など
● 介護セミナー: 認知症の方への対応、リスクマネジメントなど
介護スタッフとして働きながら資格を取得できる、ニッソーネットの「資格取得支援制度」により、毎年1,000名以上の新人介護スタッフを育成し、高齢者福祉施設を中心に派遣・紹介しています。
ニッソーネット http://www.nissonet.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・1月26日