企業・団体の枠を超え女性のキャリアアップを支援
ノウハウを共有する会議体「J-Win」が発足
日本の企業・団体が業種や業容を超えて協力し合い、女性が仕事や個人の活動の機会を広げるために必要なネットワーク構築を支援していく会議体「Japan Women's Innovative Network(略称:J-Win)」がこのほど、発足しました。
企業の競争力強化に向けて、性別、年齢、国籍等のダイバーシティー(多様性)の重要性は増しており、女性のさらなる登用が求められています。それにともない、近年、女性の社会進出はめざましいものがありますが、企業経営の中枢を担う女性は依然として少数にとどまっています。また、こうした環境が組織の中の女性が5年後、10年後といった長期的なキャリアのイメージ(ロールモデル)を描きにくくしており、キャリアに役立つ社内外のネットワークの構築が男性に比べて難しい状況にあります。
J-Winは、こうした環境において、女性の登用に積極的に取り組む企業・団体が業種・業容の枠を超えて協力し、経営・業務の中枢を担う女性の育成支援を目的として発足するものです。
具体的には月1回の定例会議を開催し、女性の登用を中心としたダイバーシティー関連のテーマごとに発表と討議を行います。会議への参加を通じて課題や対応策を考えるとともに、各社・各団体のノウハウを共有するほか、業種・業容を超えたロールモデル、メンターとしての関係を築くネットワークを形成していきます。また、日常業務とは異なる新しい発想の場を提供することで、メンバーは互いに刺激し合い、プロフェッショナルとして成長し、その成果を企業・団体、社会に還元していきます。
(Japan Women's Innovative Network 日本アイ・ビー・エム http://www.ibm.com/jp//同社プレスリリースより抜粋・5月12日)