フォーサイト、新サービス「復職支援プログラム(短期集中型)」を発売
アドバンテッジ リスク マネジメント(東京都目黒区、鳥越慎ニ・代表取締役社長、以下:ARM)の子会社であるフォーサイト(東京都目黒区、奈良元壽・代表取締役社長)は、本日、復職を間近に控えたメンタル疾患による休職者のスムーズな職場復帰と再発防止を目指し、企業に対しては復職判断に関する専門的視点からの情報を、休職者本人に対しては精神科医及びカウンセラーによるサポートと再発の予防を目指すトレーニングを、いずれも復職までの1ヵ月間に集中して提供する「復職支援プログラム(短期集中型)」を発売しました。
従来の復職支援サービスは、3ヵ月から6ヵ月間に亘る、中長期な支援を前提としたサービスが大半を締めておりましたが、人事担当者・産業保健スタッフ及び休職者本人による、復職成功の鍵といわれる“初動時までの準備”に対するサポートニーズの高まりを受け、その期間に集中して専門家のサポートを受けられる初めての復職支援サービスとなります。価格は30万円(休職者1人当たり)となっており、2009年3月末までに50社からの受注を計画しております。
1.新サービス開発の背景
労働者のストレスと心の健康問題が深刻化する中、職場のコミュニケーションの悪化や成果主義の浸透、過重労働やパワーハラスメント等に起因するメンタル不調や自殺が労災認定されるケースが増え、メンタル疾患を原因とする企業の休業者数は増加傾向にあります。平成16年に厚生労働省により策定された「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」においても、各事業場の実態に応じた職場復帰プログラムの整備に関する具体的な指針が出されており、企業の安全配慮義務上においても、休職した従業員の復職体制整備が急務となっています。
このため、昨今では多くの企業が復職体制整備に取り組んでいますが、大半の企業では、特に復職を間近に控えた休職者本人への対応において、休職期間中の状況に関する情報の欠如、復職可否に関する判断の難しさ、再休職を防ぐための方法に関する不安などの課題を抱えています。
フォーサイトは、認知行動療法等を基礎とする高レベルなカウンセリングを15年間にわたり提供してきた実績と、厚生労働省メンタルヘルス相談促進事業における登録機関としても認定された精神科医との連携を含むメンタルヘルス相談機関としての磐石な体制をもとに、多くの企業に求められている“復職時に集中して専門家による適切な判断と対応を提供するサービス”を開発しました。
2.新サービスの内容
具体的なサービス内容は下記の通りです。
(1)休職者に関する現在情報の取得
会社の人事担当者・産業保健スタッフからの聞き取りに基づき、休職者の復帰スケジュール等を把握した上で、休職者本人と連絡を取り、現在情報の取得と、精神科医によるインテーク(初回面談)を行います。またインテークを行った精神科医が、その後のカウンセリング過程においても、カウンセラーを指導します。
(2)休職者に対する認知行動療法*によるカウンセリングと復職リハビリトレーニングの提供
カウンセラーによる認知行動療法カウンセリングの実施と、復職までのリハビリトレーニングにより、休職者がスムーズに組織に戻れるようサポートします。
(3)復職判断の可否に関するレポートの提出
職場復帰にあたる産業医や会社が復職判断をするにあたって有益である、ご本人の生活・行動状況についての情報を提供し、復職の可否に関する専門家の視点からの情報を提供します。
(4)休職者に対する再発防止トレーニングの提供
復職に際して認知行動療法や対人関係療法に基づいた再発防止を目指すトレーニングを行い、再休職を繰り返すリスクを低減します。
* 認知行動療法とは、世界で主流となっているカウンセリング方法であり、「認知(物事に対する捉え方)を変容させることによる行動の変容」を重視する、社員の自立やセルフモチベーションコントロールに大変有効な方法です。短期間で企業の問題を解決し、高い効果を出すことができます。
■ リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
アドバンテッジ リスク マネジメント http://www.armg.jp//同社プレスリリースより抜粋・10月9日