キャプランが中国最大手の人材会社
「FESCO」と人材ビジネスで業務提携
キャプラン(東京都港区、井坂博恭・代表取締役社長)は、中国最大手の人材会 社、北京外企人力資源服務有限公司(以下:FESCO)と、日本と中国の相互間の人 材紹介、人材派遣、教育研修など、人材ビジネスにおける業務提携契約を締結し ました。
また、日本国内における本事業のサポートを伊藤忠マネジメントコンサルティン グ・伊藤忠中国総合研究所(以下:IMC)が、中国国内における本事業のサポート を北京伊藤東方電力諮詢有限公司(以下:BIDP)が行うことでの4社間の業務提携 契約書も締結しました。
4社がそれぞれ協力しあい、相乗効果を発揮することで、日本と中国の両国間での 総合人材事業を派遣や紹介のみに留まらず、人材に対するアセスメント、教育研 修プログラムの構築、中国に進出する日系企業に対するマネジメント手法や語学 などのビジネス教育研修の実施、移転に対するリサーチやコンサルティングも含め、 求人企業と求職者に対して幅広いサービスを実施提供していきます。日本と中国 の双方向で、各国において求職者の入社後のアフターフォローまで可能な体制を 取った、今回のような大規模で総合的な人材サービスは日本初となります。
中国市場が拡大し、日系企業、外資系企業が多数進出するなか、中国国内では経 験豊富なマネージャー、若手営業職などのニーズが高まっています。また、日本 においても優秀な中国人の活用が期待されており、今後は日中双方向のビジネス がさらに拡大していくと思われます。
また、中国においては現在人材派遣、人事のサービス代行などが主体となってお り、人材紹介分野は、今後さらに拡大していくと見られています。そのため20年 以上人材サービス事業の実績を持つ同社と中国最大手の人材会社FESCOの両社が各 国の窓口となることにより、求職者にとっては、(1)出国前に、希望する企業や業 務・生活面の情報が正確に把握できる(2)出国の前後、必要に応じて人材活用・マ ネジメント・語学の研修を受けることができる、(3)入社後の生活や就業の不安に 対して、キャリアカウンセリング他、アフターフォローが受けることができる、 などのメリットがあります。また、面接にテレビ会議方式を利用することで、現 地に行かずとも企業と求職者が互いに顔を見ながら複数回の面接が可能となりま す。
同社は、日本における20年以上の総合人材企業としてのノウハウをベースに、新 規ビジネスとしてのアクティブシニア、インディペンデント・コントラクター (IC:独立業務請負人)とも相乗効果を図っていきます。そして中国との長い歴 史と実績を持つ伊藤忠グループの市場情報、中国の顧客企業、人脈などの強みを 活かすことで、日本側の窓口として人材紹介、人材派遣、募集および教育研修を 実施します。
FESCOは、中国政府の人力資源服務会社として外資系企業に対する人材の提供に関 して同じく20年以上の豊富な経験を持ち、現在100以上の国や地域で5000社以上の 企業へのサービスを提供しており、この強みを活かし中国側の窓口として、中国 国内における人材紹介、人材派遣、募集、教育研修などを行います。 IMC伊藤忠中国総合研究所は、伊藤忠商事の中国の窓口として長年中国ビジネスを 推進してきました。その歴史と実績で、同社の協力会社として現地会社のリサー チ、市場調査、翻訳・通訳、教育研修事業や新規分野の提案などを行います。
BIDPは、中国側でFESCOの協力会社として、IMCと同じく市場調査、翻訳、通訳、 コンサルティングを行います。今回の業務提携契約においても、契約締結の調整 役として活躍しました。
同社は今回の提携により、将来『日本と中国において、両国間で通用するような 高い語学力とスキルを持つ人材を創出し、加えて人材が安心して職業につける環 境を構築する』 ことを目的としています。
(キャプラン 人材センター プロモーション企画部 tel:03-5772-4350/同社プレ スリリースより抜粋・4月28日)