2024年11月度 中途採用・転職活動の定点調査
- 企業が11月に中途採用を実施した割合は39.8%で前月から減少
- 正社員が転職活動を実施した割合は3.6%で前月から微増
- 企業の採用担当者の約半数が「リモートワークを実施している」と回答
- 正社員の3人に1人以上が「リモートワークを実施している」と回答
株式会社マイナビは、全国の企業・個人を対象に実施した、「中途採用・転職活動の定点調査」の結果を発表した。
■企業の動向
11月の企業の中途採用活動実施率は39.8%(前月比:1.9pt減、前年同月比:0.2pt減)
企業の中途採用活動実施率
2024年11月に中途採用活動を行った企業は全体で39.8%。前月比1.9pt減少、前年同月比0.2pt減少であった。調査を開始した2021年9月からの推移を見ると2023年にかけて緩やかに増加していたが、直近1年間の推移はほぼ横ばいであった。
企業の中途採用活動実施率(業種別)
業種別にみると、中途採用実施率が高かったのは、「IT・通信・インターネット」で52.9%、次いで「医療・福祉・介護」が50.0%となった。
■個人の動向
11月の正社員の転職活動実施率は3.6%(前月比:0.3pt増、前年同月比:0.6pt減)
個人の転職活動実施率
2024年11月に転職活動を行った個人は全体で3.6%。前月比0.3pt増、前年同月比0.6pt減であった。月次推移を見ると、2023年10月から2024年1月にかけて転職活動実施率が減少し、その後は上下しながらも3%代で推移している。
個人の転職活動実施率(年代別)
転職活動実施率を年代別にみると、2024年11月は20代がもっとも高く5.0%、次いで30代で4.4%だった。
■月次トピック【リモートワークについて】
企業の採用担当者の約半数が「リモートワークを実施している」と回答
正社員は3人に1人以上が「リモートワークを実施している」
企業向け調査
リモートワークを実施している割合は46.9%。従業員規模が大きいほど割合は高い傾向にあり、従業員規模301名以上は65.8%が「実施している(計)」と回答している。
リモートワークを実施している理由トップは「従業員のワークライフバランス改善のため」、次いで「DX推進による業務効率化のため」だった。
個人向け調査
前月転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の個人に対して、リモートワークの実施状況を聞いた。リモートワークを実施している割合は36.5%だった。年代別にみると、もっとも実施割合が高いのは20代で46.1%となっている。
リモートワークを実施して仕事の状況がどのように変化したかを聞いた。リモートワークで楽になったことトップは「自身の個人業務の進めやすさ」、難しくなったことトップは「部下のマネジメント」、次いで「部下とのコミュニケーション」。
調査概要
内容 中途採用・転職活動の定点調査
調査期間 企業…2024年12月2日~5日 個人…2024年12月2日~5日
調査対象 <企業調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人
・本調査:上記のうち、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人
<個人調査>
・スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20-50代の正社員
・本調査:上記のうち、前月転職活動を行った人、今後3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く)
調査方法 外部パネルによるインターネット調査
有効回答数
<企業調査>
スクリーニング調査 5571 件 本調査 841 件
<個人調査>
スクリーニング調査 28750 件 本調査 1322 件
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ /12月26日発表・同社プレスリリースより転載)