リクルートが『採用プロセス調査』を発表
「企業の採用活動に対する大学生の満足度」
リクルート(東京都中央区、柏木斉・代表取締役社長兼CEO)では、企業の採用活動に対する大学生の満足度を明らかにするため、 『採用プロセス調査』(対象は2006年3月卒業予定の大学生)を2005年2月に初めて実施しました。
情報収集・エントリー段階において、大学生の満足度が最も高かったのは、 豊田自動織機。 上位10社にランクインしている企業は、 「情報収集を通じて企業への印象が良くなった」 「エントリー後の対応が良かった」点で評価が高い企業が中心となっています。
学生のフリーコメントを見ると、上位10社が好印象を受けた理由の中で主要なものは、「エントリー後、企業からメッセージが迅速に届く」「情報がこまめに更新される」「情報が更新されたという報告がある」という理由です。
なお、各項目の評価をみると、「就職情報の収集を通じて、知りたい情報を知ることができた」についての評価は、他の項目の評価より 低くなっており、学生が欲しいと思う情報が企業側から提供されていないという事実がうかがえます。
説明会・セミナー段階において、大学生の満足度が最も高かったのは、 リンクアンドモチベーション。 上位10社にランクインしている企業は、説明会・セミナーを通じて「企業理解が深まった」「知りたい情報を知ることができた」「企業への印象が良くなった」点で評価が高い企業が中心となっています。
学生のフリーコメントを見ると、上位10社が好印象を受けた理由の中で主要なものは、「説明会で話していた社長や社員の印象が良い」「実際の仕事内容を体感できるセミナー形式だった」「学生に情報を提供しようという姿勢が伝わる」という理由です。
なお、説明会・セミナーというリアルな場での企業との接触を経て、「知りたい情報を知ることができた」についての評価が、情報提供・エントリーの段階よりアップしていますが、他の項目の評価と比較するとまだまだ低く、学生が知りたい情報が何かを把握し、採用活動を通じてそのことを伝えていくことが、学生の満足度を上げる重要な要素となっていくだろうということです。
詳しくはこちら。http://www.recruit.co.jp/corporate/report/2005pdf/050414_saiyo_process.pdf
(リクルート http://www.recruit.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・4月15日)