20代の退職に関するアンケート調査
退職者320人が語る!退職を決意するまでのリアルな葛藤と心の変化とは?20代転職白書#3 byツナグバ|退職に関するアンケート結果
株式会社ツナグバは、20代の退職者320人を対象に実施したアンケート調査を通じて、若年層の退職に関するリアルな声を集めました。この調査結果から、意外な事実や成功する退職の秘訣が明らかになりました。
株式会社ツナグバ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:仲村正俊、以下ツナグバ)は、2024年8月29日から9月2日にかけてインターネットを通じて実施した「20代転職白書 by ツナグバ」の調査結果を発表しました。本調査には320名(男性:96名、女性:224名)が参加し、退職を決意するまでの期間や、退職理由、退職方法に関する実態について調査しました。
退職を考えたとき、どれだけの時間をかけて決断しましたか?その過程で最も悩んだことは何だったのでしょうか?
ツナグバは、20代の退職者320人を対象に実施したアンケート調査を通じて、若年層の退職に関するリアルな声を集めました。この調査結果から、意外な事実や成功する退職の秘訣が明らかになりました。
本調査結果で、各企業が効果的な人材戦略を策定し、持続可能な社会の実現に寄与するために、役立てていただければ幸いです。
ツナグバは、20代の求職者に適した職場環境や退職に関するサポートを提供することで、企業と求職者の間でミスマッチが生じないようにし、持続可能な社会の実現を目指します。
日本の労働市場の健全化を促進し、社会全体の持続可能な発展に寄与して参ります。
Q1. 転職を思いついてから実際に退職の意思を伝えるまで、どのくらいの期間悩みましたか?
調査結果POINT
1. 20代の退職者の約4割が1ヶ月から3ヶ月の間で退職を決断
2. 男性は比較的早期に退職を決断する傾向が顕著
3. 女性は半年以上悩む傾向が高い
20代の退職者が退職決断に至るまでの期間が明らかに!
20代の退職者が退職を決意するまでの期間には大きな差があることが分かりました。
本調査では、最も多い回答が「1ヶ月~3ヶ月」で、全体の39.38%を占めています。これは、20代の若者が退職を決断するまでに比較的短い期間で思い悩んでいることを示しています。
また、男女別に見ると、男性は「1週間~1ヶ月」で退職を決断する傾向があり、25%がこの期間で決意に至っているのに対し、女性は「半年以上」悩む割合が19.64%と、男性の12.5%を上回っていることが明らかになりました。
この結果から、20代の退職者は短期間での決断が多い一方で、性別によってその悩みの期間や意思決定に差があることがわかります。
Q2. 退職の意思を伝える際に、懸念していたことや最も悩んだ点は何ですか?
調査結果POINT
1. 20代退職者の約3割が「退職理由の伝え方」に最も悩んでいる
2. 女性は「退職理由の伝え方」に対する悩みが顕著
3. 男性は「新しい仕事が決まっていないのに辞めること」への懸念が高い
20代退職者が最も悩んだ「退職時の懸念点」が浮き彫りに!
本調査では、「退職理由の伝え方についてどのように言えばよいか」が33.13%で最も多くの回答を集めました。
これは、20代の若者が退職の際、適切な伝え方に特に気を使っていることを示しています。
続いて、「新しい仕事が決まっていないのに辞めてしまってよいのか」との回答が25.31%、次いで「退職までの間に社内メンバーとの関係性が悪くならないか、円満退職するにはどうしたらよいか」が20.31%と続きました。
これらの結果から、20代退職者は自身のキャリアの不確実性や円満な人間関係の維持に対して大きな懸念を抱いていることがわかります。
また、性別で見ると、女性は「退職理由の伝え方」に対する悩みが38.39%と男性の20.83%を大きく上回り、より繊細な対応を求められる傾向があることがわかりました。一方で、男性は「新しい仕事が決まっていないのに辞めてしまってよいのか」という懸念が30.21%で、女性の23.21%を上回っています。
Q3. 退職を伝える際に、どの方法を選びましたか?
調査結果POINT
1. 80%以上が「直属の上司に伝える」方法を選択
2. 退職代行業者の利用は少数派ながら一定の存在感
3. 女性は上司への直接的な報告を重視し、男性は人事部門への報告がやや多い
20代退職者の「退職方法」が明らかに!最も選ばれたのは「直属の上司への報告」
20代退職者の退職方法に関する選択肢として、圧倒的に多く選ばれたのは「直属の上司に伝えた」という方法で、全体の81.88%がこの方法を選択したことが分かりました。
これは、20代の若者が退職時に直接的なコミュニケーションを重視していることを示しています。
次に多かったのは「人事部門に伝えた」で9.69%、続いて「退職代行業者を利用した」が3.44%、「親や兄弟など親族のサポートを受けて会社に伝えてもらった」が1.88%、そして「会社に伝えずに行かなくなった(行けなくなった)」が3.13%でした。
これらの結果から、多くの退職者が比較的従来の方法で退職を申し出ていることがわかりますが、少数ながら退職代行業者を利用するケースも見られることが示されています。
また、性別で見ると、女性は「直属の上司に伝えた」との回答が85.27%と、男性の73.96%を上回っており、より上司との直接的な対話を重視する傾向があることが明らかになりました。一方、男性は「人事部門に伝えた」が13.54%と女性の8.04%を上回っており、異なる部門への報告を選ぶケースがやや多いことがわかりました。
Q4. 20代退職者の「退職時の振り返り」—リアルな声から学ぶ退職のヒント
本調査により、20代退職者のリアルな声を集めた「退職時の振り返り」が明らかになりました。この調査結果は、企業が退職者とのコミュニケーション方法やサポート体制を見直し、より効果的な対応を検討するための貴重な情報となるでしょう。
以下は、20代退職者の代表的なコメントです。
• 「直属の上司に早めに退職の意思を伝えておけば良かった」
• 「退職理由をもっと前向きに伝えるべきだった」
• 「退職の準備期間をもう少し長く取るべきだった」
• 「退職代行業者を利用せず、直接退職を伝えるべきだった」
• 「新しい仕事が決まってから退職すればよかった」
• 「もっと上司と相談して状況を改善する努力をすべきだった」
• 「退職のタイミングをもっと考えるべきだった」
• 「退職後のライフプランをもっと具体的に考えておけばよかった」
• 「同僚や関係者にもっと丁寧に挨拶をすればよかった」
• 「有給休暇を使い切ってから退職すればよかった」
20代退職者の声から見える退職時の課題と改善点
本調査結果から、20代退職者が退職を振り返る際に感じた課題と改善点が浮き彫りになりました。
多くの退職者は、「退職のタイミング」や「上司とのコミュニケーション」、「退職理由の伝え方」に関して後悔や改善の余地があると感じています。
また、退職代行業者の利用に関する後悔や、有給休暇の取得に対する不満も目立ちます。これらの声は、退職に向けた計画的な準備と効果的なコミュニケーションの重要性を強調しています。
これらの結果を踏まえ、企業には退職希望者との対話を重視し、円滑な退職プロセスを支援する体制の整備が求められています。
【調査概要】
• 調査方法:インターネット調査
• 調査期間:2024年8月29日 - 2024年9月2日
• 対象年齢:20代
• 調査人数:320人(男性:96人、女性:224人)
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ツナグバ/9月6日発表・同社プレスリリースより転載)