令和5年 雇用動向調査結果の概要
令和5年「雇用動向調査」の調査結果を公表します
~入職率、離職率ともに上昇、入職超過率は拡大~
厚生労働省では、このたび、令和5年「雇用動向調査」の結果を取りまとめましたので、公表します。
「雇用動向調査」は、全国の主要産業の事業所における入職者数・離職者数、入職者・離職者の性・年齢階級、離職理由等の状況を明らかにすることを目的に、上半期と下半期の年2回実施しており、今回の結果は、この2回の調査結果を合算し年計として取りまとめたものです。
この調査は、5人以上の常用労働者を雇用する事業所から15,010事業所を抽出して行い、9,198事業所(上半期)と8,643事業所(下半期)から有効回答を得ました。なお、回答を得た事業所の入職者57,625人(上半期と下半期の計)、離職者73,846人(上半期と下半期の計)についても集計しています。
【調査結果のポイント】
(1)入職率、離職率及び入職超過率
入職率 16.4%(前年と比べて1.2ポイント上昇)
離職率 15.4%(前年と比べて0.4ポイント上昇)
入職超過率 1.0ポイント(入職超過)(前年と比べて0.8ポイント拡大)
(2)就業形態別入職率及び離職率
一般労働者 入職率12.1% 離職率12.1%
(前年と比べて入職率0.3ポイント上昇、離職率0.2ポイント上昇)
パートタイム労働者 入職率27.5% 離職率23.8%
(前年と比べて入職率3.3ポイント上昇、離職率0.7ポイント上昇)
(3)産業別入職率及び離職率
一般労働者 サービス業(他に分類されないもの)入職率19.9% 離職率19.3%
宿泊業,飲食サービス業 入職率19.8% 離職率18.2%
パートタイム労働者 生活関連サービス業,娯楽業 入職率49.2% 離職率36.9%
宿泊業,飲食サービス業 入職率40.5% 離職率31.9%
(4)転職入職者の賃金変動状況
前職の賃金に比べて「増加」した割合37.2%(前年と比べて2.3ポイント上昇)
「減少」した割合32.4%(前年と比べて1.5ポイント低下)
【問い合わせ先】
政策統括官付参事官付雇用・賃金福祉統計室
統計管理官 角井 伸一
室長補佐 北 恭子
雇用第一係
(代表番号)03-5253-1111(内線7621,7616)
(直通番号)03-3595-3145
◆ 詳しくはこちらをご覧ください。
(厚生労働省/8月27日発表・報道発表より転載)