2024年1月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査

三大都市圏の1月度平均時給は前年同月より38円増加の1,180円

株式会社リクルート（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：北村 吉弘）の調査研究機関『ジョブズリサーチセンター（JBRC）』が、2024年1月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」をまとめましたので、ご報告致します。

三大都市圏の前年同月比は＋3.3％と高い増加率に
1月度平均時給は前年同月より38円増加の1,180円で、前年同月比＋3.3%と2023年以降最も高い増減率となりました。職種別の前年同月比は「フード系」が＋4.3％、「販売・サービス系」が＋4.2％と高く、全体を引き上げた要因と考えられます。
例年1月は繁忙期である年末年始に向けた募集が終わり、賃金・求人件数ともに落ち着く時期です。今年の1月は、インバウンド関連のニーズが引き続き高く、前年と比べた平均時給の増減率が高くなりました。特に影響を受けやすい「販売・サービス系」では「化粧品販売」や「ホテルフロント」、「レジ」などの求人において伸びが大きくなっています。また、「フード系」はインバウンド需要にかかわらず、アフターコロナ以後人材不足が続いており賃金の伸びも大きくなっています。人材不足を補うためには、働き方や賃金など何が自社の強みとなるのかを企業側がきちんと見極め、それを求職者へ訴求することが重要です。

三大都市圏全体（首都圏・東海・関西）
○三大都市圏の平均時給は 1,180円（前年同月1,142円、前月1,185円）
前年同月より38円増加（増減率＋3.3％）、前月より5円減少（同－0.4％)となった。職種別に見ると、前年同月比は「フード系」（増減額＋47円、増減率＋4.3％）など全職種でプラス。前月比は「専門職系」（増減額－13円、増減率－1.0％)など4職種でマイナスとなった。

三大都市圏エリア別…前年同月比は首都圏・東海・関西ともにプラス
○首都圏の平均時給は 1,222円（前年同月1,182円、前月1,225円）
前年同月より40円増加（増減率＋3.4％）、前月より3円減少（同－0.2％）となった。職種別に見ると、前年同月比は「販売・サービス系」（増減額＋49円、増減率＋4.3％）など全職種でプラス。前月比は「専門職系」（増減額－9円、増減率－0.7％）など2職種でマイナスとなった。

○東海の平均時給は 1,099円（前年同月1,059円、前月1,109円）
前年同月より40円増加（増減率＋3.8％）、前月より10円減少（同－0.9％）となった。職種別に見ると、前年同月比は「フード系」（増減額＋47円、増減率＋4.6％）など全職種でプラス。前月比は「専門職系」（増減額－19円、増減率－1.5％）など4職種でマイナスとなった。

○関西の平均時給は 1,143円（前年同月1,114円、前月1,145円）
前年同月より29円増加（増減率＋2.6％）、前月より2円減少（同－0.2％）となった。職種別に見ると、前年同月比は「フード系」（増減額＋42円、増減率＋4.0％）など全職種でプラス。前月比は「専門職系」（増減額－18円、増減率－1.4％）など4職種でマイナスとなった。

＜調査概要＞
調査方法：当社が企画運営する求人メディア 『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報より、「アルバイト・パート」募集の求人情報を抽出し、募集時平均時給を集計
調査対象：『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報
有効回答数：81 万 119 件
調査実施期間：2024 年 1 月 1 日（月・祝）～31 日（水）
調査機関：ジョブズリサーチセンター（JBRC）

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

（株式会社リクルート／ 2月15日発表・同社プレスリリースより転載）