トライアンフ、メンターとして執行役員を起用
新入社員を育成する『Wメンター制度』を実践
トライアンフ(東京都渋谷区、樋口弘和・代表取締役)は、弊社の経営理念である「人事のモデル企業である」ことと新入社員の育成を目的として『Wメンター制度』を実践しています。 今年4月に入社した新入社員は、バブル期以上の求人数という超売り手市場の中で就職し、学生時代には「ゆとり教育」を受けてきた世代で、傾向としては、社会人との接点が少なく、コミュニケーション能力や関係構築力に乏しい新人も多く、以前とは、社会人としての意識が、大きく変化していると言われています。 『Wメンター制度』は、人事・採用の課題を解決するためのサービスを提供する当社において、毎年試行錯誤しながら実験している新人育成の試みのひとつで、新卒採用は今年で4年目となりますが、まだ一人も退職者が出ていません。OJTの基本ルールとしては、新入社員に仕事を指示する際、「どのような目的で」「何をどの基準で」「いつまでにやってほしいのか」をミーティング形式で伝え、その後も、新入社員からの報告とメンターからのアドバイスなどをなるべく直接行ないます。 また、入社数ヵ月での上司の重要な役割は、業務を覚えさせることではなく、一つ一つの仕事の意義、背景、効果を伝えて、業務の処理方法を新入社員自身に考え、工夫させ、その報告や相談を受けながらアドバイスを行なうという、コミュニケーションを不断に続けることにあります。さらには、今年から「新入社員のキャリアアドバイザー」として、当社の執行役員を起用し、リーダーが日常業務のメンターとなり、執行役員はキャリア開発のメンターを担当します。 日常業務とは異なる視点で話を聞いてくれるメンターは、キャリアに対する時間軸が短くなっている新人にとって、悩みや焦りを素直に話せるコミュニケーションの場として新人のモチベーション低下や仕事への不安や焦りを早期発見、解消できる仕組みとして確立しつつあります。 また、会社の事業に責任を持つ幹部自らが深く関与することで、人材の育成を重要課題と社内に認知させ、先輩から後輩へ教えていくという、文化の継承が可能となります。 株式会社トライアンフは、『Wメンター制度』の実践を通じて、著書「やめさせない!」採用(講談社刊)でも提唱している定着を前提とした採用活動の実践に努めてまいります。 (トライアンフ http://www.triumph98.com/ /同社プレスリリースより抜粋・5月23日) |