「第25回 ワークス大卒求人倍率調査」(2009年卒)発表
リクルート(東京都千代田区、柏木斉・代表取締役社長兼CEO)の人と組織に関する研究機関・ワークス研究所では、1984年から大卒求人倍率を算出しております。このたび、2009年3月卒業予定者の大卒求人倍率に関する調査結果がまとまりましたので、ご報告いたします。 ※ 本データは、民間企業の新卒採用予定数の調査、および学生の民間企業への就職意向を調査し、それぞれを推計することにより算出しております。 ■ 求人総数は、過去最高を更新し95万人に −求人倍率は、昨年同水準の2.14倍− 来春2009年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とする、全国の民間企業の求人総数は、昨年より1.5万人増加(+1.7%)の94.8万人となり、調査開始以来最高水準が更新された。一方、学生の民間企業就職希望者数は、44.3万人(+0.7万人、+1.5%)となった。結果、需給バランスである求人倍率は2.14倍となった。 ■ 従業員1000人未満企業の求人倍率は4.26倍、1000人以上企業は0.77倍 −従業員1000人未満企業は、厳しい採用環境が継続− 「従業員1000人未満企業」の求人総数は73.9万人と、昨年の73.0万人より1.0万人増加(+1.3%)。民間企業就職希望者数は17.4万人と、昨年とほぼ同水準(+600人、+0.3%)。求人倍率は昨年より0.04ポイント上昇の4.26倍。「従業員1000人以上企業」の求人総数は20.9万人と、昨年の20.3万人より0.6万人の増加(+2.9%)。民間企業就職希望者数は26.9万人となり、昨年より0.6万人の増加(+2.3%)。求人倍率は昨年と同水準の0.77倍。求人総数は、従業員1000人以上企業、1000人未満企業ともに昨年より伸びたが、1000人以上企業の方が伸び率は上回った。 ■ 「流通業」の求人倍率は7.15倍と、依然厳しい採用環境 「金融業」は就職希望者数が増加で、買い手市場が続く 「流通業」の求人総数は36.1万人と、昨年の36.4万より微減(-0.3万人、-0.7%)。民間企業就職希望者数は5.1万人と昨年より微増(+700人、+1.4%)。求人倍率は昨年より0.16ポイント下降しているが、7.15倍と高い倍率。「金融業」の求人総数は1.8万人と、昨年より800人減少(-4.2%)。民間企業就職希望者数は5.2万人と昨年より0.4万人増加(+9.2%)。求人倍率は昨年の0.39倍から0.35倍と、学生の希望が増えたことより、厳しい就職状況となっている。 ※ 詳細はこちらをご覧下さい。 【 調査概要 】 ■ 調査目的: 2009年3月卒業予定の大学生および大学院生に対する、全国の民間企業の採用予定数から、大卒者の求人倍率を算出し、新卒採用における求人動向の需給バランスを明らかにする <企業> ■ 調査対象: 従業員規模5人以上の全国の民間企業7,447社調査項目:2009年3月卒業予定者の採用予定数調査期間:2008年2月14日〜3月12日回収社数:4,347社 <学生> ■ 調査対象: 2009年3月卒業予定の大学生・大学院生 (リクルート http://www.recruit.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・4月23日) |