リクルート、「大学生の就職志望企業」(『就職ブランド調査2008』より)
リクルート(東京都千代田区、柏木斉・代表取締役社長兼CEO)では、大学生の企業選びの動向を明らかにするため、『就職ブランド調査』を実施しております。このたび、2009年3月卒業予定の大学生を対象にした「大学生の就職志望企業」の集計がまとまりましたので、ここにご報告いたします。 【 全体の順位 】 ■ 全日本空輸、再び首位に返り咲き 2005年・2006年で1位だった全日本空輸が、昨年(2007年)の2位から順位を上げ、再び1位となった。特に女性から高い支持を集めたことが理由と考えられる。 ■ 3大メガバンクが5位以内にランクイン。また損害保険会社への人気も高まる 2位に三菱東京UFJ銀行(昨年3位)、3位にみずほフィナンシャルグループ(昨年1位)、5位に三井住友銀行(昨年12位)と、上位5位以内に3大メガバンクが揃ってランクインする結果となった。ここ何年か、積極的な新卒採用を継続している各行に人気が集中したもよう。 また同じく金融系の損害保険会社への人気も高く、損害保険ジャパン(昨年32位→11位)、東京海上日動火災保険(昨年19位→17位)、三井住友海上火災保険(昨年75位→38位)など、軒並み順位を上げた。各社、「一般職として働きたい」と考える女性にとって特に人気が高い。 【 一般職志向のある女性の順位 】 損害保険ジャパン:1位、東京海上日動火災保険:3位、三井住友海上火災保険:6位 【 文系・理系の順位 】 ■ 文系では三菱東京UFJ銀行が1位、理系ではトヨタ自動車が1位 文系・理系での順位をみると、文系では三菱東京UFJ銀行、理系ではトヨタ自動車が1位となった。参考として、理系大学院生の順位では松下電器産業が1位となっている。 【 希望する働き方(総合職・一般職)別の順位 】 ■ 総合職志向のある女性(42.0%)では、全日本空輸が1位 一般職志向のある男性(15.5%)では、東日本旅客鉄道が1位 就職後、希望する働き方について質問したうえで、その結果をもとに、男女それぞれの志向別の順位を算出した。総合職志向のある女性では全日本空輸が1位となり、2位に資生堂、3位にベネッセコーポレーションがランクインした。 一方、一般職志向のある男性の順位では、1位の東日本旅客鉄道・2位の東海旅客鉄道といった鉄道会社、またスクウェア・エニックス(3位)や任天堂(6位)、バンダイ(6位)といったゲーム関連の事業を行う企業の人気が高い。 【 企業選択の際に重視する点 】 ■「自分を大きく成長させられる」が1位。「給与・福利厚生など待遇がよい」「雇用が安定している」の2項目は引き続き重視傾向 学生が企業を選ぶ際に重視する点についての質問では、30項目(今回より新7項目を追加)のうち、「自分を大きく成長させられる(新項目)」が1位となった。例年1位の「自分がやりたい仕事ができる」は2位。また福利厚生の手厚さや雇用の安定性については重視される傾向が続いており、「給与・福利厚生など待遇がよい」「雇用が安定している」という2項目の重視度は、昨年より増加している。 * 詳細はこちらをご覧ください。 (リクルート http://www.recruit.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・4月23日) |