2023年6月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査

三大都市圏の6月度平均時給は前年同月より31円増加の1,158円

株式会社リクルート（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：北村 吉弘）の調査研究機関『ジョブズリサーチセンター（JBRC）』が、2023年6月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」をまとめましたので、ご報告致します。

販売・サービス系、フード系で過去最高額を更新
6月度平均時給は前年同月より31円増加の1,158円（増減率＋2.8％）でした。職種別では「販売・サービス系」「フード系」が過去最高額※を更新し、「製造・物流・清掃系」も前年同月比＋2.8%と高い増加率となりました（※2018年3月度以降の集計データによる）。前月は、「販売・サービス系」「フード系」が1,111円と同額でしたが、今月は「販売・サービス系」が「フード系」よりも上昇しました。
６月は夏の人材需要に向けて求人ニーズが高まるタイミングです。特に「販売・サービス系」では、お中元販売やコンサート会場のスタッフなどイベント需要が活況になっており、また、マスクを外す機会も増え、化粧品販売スタッフのニーズも増加しているようです。「フード系」では人材が充足しているとは言い切れず、開店・閉店作業のみといった接客業務を伴わない仕事づくりや、シフトが埋まりづらい時間帯を切り出し、早朝や深夜のみ、週2日～、1日2時間～から可など差別化を図る工夫が行われています。

■三大都市圏全体（首都圏・東海・関西）
○三大都市圏の平均時給は 1,158円（前年同月1,127円、前月1,150円）
前年同月より31円増加（増減率＋2.8％）、前月より8円増加（同＋0.7％）となった。職種別に見ると、前年同月比は「フード系」（増減額＋54円、増減率＋5.1％）など4職種でプラス。前月比は「販売・サービス系」（増減額＋12円、増減率＋1.1％）など5職種でプラスとなった。

■三大都市圏エリア別…前年同月比は首都圏・東海・関西ともにプラス
○首都圏の平均時給は 1,199円（前年同月1,175円、前月1,192円）
前年同月より24円増加（増減率＋2.0％）、前月より7円増加（同＋0.6％）となった。職種別に見ると、前年同月比は「フード系」（増減額＋52円、増減率＋4.7％）など4職種でプラス。前月比は「販売・サービス系」（増減額＋11円、増減率＋1.0％）など5職種でプラスとなった。

○東海の平均時給は 1,073円（前年同月1,036円、前月1,065円）
前年同月より37円増加（増減率＋3.6％）、前月より8円増加（同＋0.8％）となった。職種別に見ると、前年同月比は「フード系」（増減額＋44円、増減率＋4.4％）など全職種でプラス。前月比は「専門職系」（増減額＋15円、増減率＋1.2％）など4職種でプラスとなった。

○関西の平均時給は 1,123円（前年同月1,096円、前月1,110円）
前年同月より27円増加（増減率＋2.5％）、前月より13円増加（同＋1.2％）となった。職種別に見ると、前年同月比は「フード系」（増減額＋47円、増減率＋4.6％）など4職種でプラス。前月比は「販売・サービス系」（増減額＋17円、増減率＋1.6％）など全職種でプラスとなった。

■調査概要
調査方法：当社が企画運営する求人メディア 『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報より、「アルバイト・パート」募集の求人情報を抽出し、募集時平均時給を集計
調査対象：『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報
有効回答数：103万6,349件
調査実施期間：2023年6月1日（木）～30日（金）
調査機関：ジョブズリサーチセンター（JBRC）

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

（株式会社リクルート／ 7月14日発表・同社プレスリリースより転載）