ロバート・ウォルターズ、「2008年給与調査 ─ 日本」を発表
スペシャリスト人材紹介会社、ロバート・ウォルターズ・ジャパン(東京都渋谷区、代表者:ケビン・ギブソン)は、日本の人材市場の雇用状況と職種ごとの給与の動向について洞察を加えた最新の給与調査結果「2008年版給与調査-日本」を発表しました。 同調査は1999年よりロバート・ウォルターズ・グループが全世界一斉に行っており、今年で第9回目となります。経理・財務、人事、法務、秘書・サポート、営業・マーケティング、物流・購買・サプライチェーン、金融サービス、IT分野の日本市場における雇用状況と、職種ごとの正社員の年俸および派遣社員の時給についてまとめ、2008年に堅調な伸びを示す職種と推定年俸についても明らかにしました。 【 調査結果のハイライト 】 ■ 調査の総括 昨年夏の米国サブプライム問題を契機とした経済の混乱にもかかわらず、ロバート・ウォルターズが強みとする金融・商工業・ITの分野では、ほとんどすべての職位において、求人ニーズが高まっています。“不況知らず”といわれる職種は存在し、その需要の高まりから、その給与水準も高まっています。 ■ 2008年“不況知らず”職種と年俸 < 金融サービス > クレジット・リスク (実務経験0〜3年) 07年:600〜900万円 ⇒ 08年:800万〜1,100万円 内部監査(実務経験5〜8年) 07年:1,200万〜1,800万円 ⇒ 08年:1,300万〜2,000万円 < IT−商工業 > プロジェクト・マネージャー 07年:900〜1,200万円 ⇒ 08年:1,000万〜1,400万円 < 商工業 > プロダクト/ブランド・マネージャー (実務経験4〜5年) 07年:700万〜1,000万円 ⇒ 08年:800万〜1,200万円 シニア人事ジェネラリスト (実務経験4〜6年) 07年:800万〜1,000万円 ⇒ 08年:800万〜1,200万円 □■ 解説 ■□ 【 金融サービス 】 ■ クレジット・リスク (実務経験0〜3年) 2007年夏以来のサブプライム問題による不況は依然衰えるところを知らず、世界はそのリスクの全貌を捉えきれていません。その中で、リスク分析のスペシャリストの需要はますます高まっているといえます。金融機関は保有するあらゆるリスクの全容をつかもうと躍起になっており、その状況がますます賃金の上昇につながっています。 ■ 内部監査(実務経験5〜8年) 複雑なデリバティブ商品市場が成長した結果、引き続き多くの金融機関が金融派生商品に関する豊富な知識を有する質の高い金融プロフェッショナルを求めており、深刻な人材不足に悩まされています。そのため、サブプライム問題による損失の影響を受けず、この分野のプロフェッショナルは対前年比においても給与が上がっています。 【 IT関連 】 ■ プロジェクト・マネージャー IT業界は求人・給与水準ともに高い状態が続いており、2008年も引き続きこのトレンドが続くものと思われます。特に、予算・時間の制約の中で優れた仕事をするプロジェクト・マネージャーに需要が高まっています。 【 商工業 】 ■ プロダクト/ブランドマネージャー(実務経験4〜5年) 個人消費の冷え込み、そして消費者の購買決定要因が多様化・複雑化する中、企業にとってブランドイメージの維持・向上の重要性が高まり、この分野の企業の採用意欲は業界を問わず旺盛なものがありました。 ■ シニア人事ジェネラリスト(実務経験4〜6年) 社会保険、人材育成、採用活動など広範な領域での経験を積んだ人事スペシャリストの需要が高まっています。この分野に属するスペシャリストは、リーダシップを執れる潜在性を持っていることから、企業は高い報酬や高待遇で採用したいと考えています。 ◆ ロバート・ウォルターズについて ロバート・ウォルターズは、1985年英国ロンドンに設立。スペシャリスト人材紹介会社として、世界5大陸15カ国の主要都市に35の事業所を有し、グローバルに事業を展開しています。日本では2000年より事業を開始しました。 専門分野に特化した人材紹介および人材派遣サービスを提供しています。金融・証券、経理・財務、人事、IT、営業・マーケティング、法務・コンプライアンス、秘書・サポート、物流・購買・サプライチェーン分野における最高レベルの優秀な人材を紹介しています。世界有数のグローバル企業をはじめ、大手投資銀行から中小企業まで、幅広い顧客層のクライアント企業と取引をしています。 (ヒューマン・キャピタル・マネジメント http://www.hc-recruiting.com/ /同社プレスリリースより抜粋・3月25日) |