ヒューマンリソシア、介護現場での育成で離職防止
ホームヘルパー養成講座開始により、介護分野を強化
ヒューマンホールディングスの事業子会社で、主に人材関連事業、介護事業を展開する ヒューマンリソシア(東京都新宿区、桑原加鶴子・代表取締役)では、5月より、ホームヘルパー養成講座を開講して、介護現場で活躍する人材の育成に乗り出します。同プログラムは、人材不足が深刻化している介護業界へ向けた人材創出はもちろん、未経験者の介護職員がより現場に定着して活躍するための支援としてスタートします。 介護施設や施設利用者の増加により、ヘルパーの人材需要が高まる一方で、人材供給が追いついていない現状があり、供給源としての人材育成がポイントとなっています。また、就業から1年未満の介護職員の離職率が42.5%(出典:財団法人介護労働安定センター「平成18年度介護労働実態調査」)となるなど、防止策が必要となっております。早期離職者の離職理由の一つに、介護職に対する就業前のイメージと実際とのギャップがあります。就業前から実際の介護現場を理解して、長期に活躍するヘルパーを育成する必要があります。 ヒューマンリソシアでは、介護職未経験者の早期離職防止を狙って、同社が運営する介護事業ヒューマンライフケアの施設を開放したホームヘルパー養成講座をスタートします。実際の介護施設であるヒューマンライフケアで育成講座を実施することにより、介護現場をより身近に感じ、介護職への更なる理解を高めます。同講座は、ホームヘルパー2級取得のために規定された講義、実技、施設実習に加え、増加傾向にある認知症ケアに関する講義をプラスするなど、実際の介護現場で、今必要とされる知識が習得できます。ヒューマンリソシアは、同講座開講により、72名程度(2009年3月まで)の育成を目指します。 (ヒューマンリソシア http://resocia.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・3月17日) |