ネオレックス、勤怠管理システム「バイバイ タイムカード」向け
『ソフトタイムレコーダー』を開発
システム開発のネオレックス(名古屋市熱田区、駒井俊之・代表)は、同社の提供するSaaS・ASP型の勤怠管理システム、「バイバイタイムカード」向けに、Windowsへのログオン時に出勤時刻を、ログオフ時またはシャットダウン時に退勤時刻を自動的に記録(打刻)するソフトウェア、「ソフトタイムレコーダー」を開発し、提供を開始いたしました。 < バイバイ タイムカードとは > バイバイ タイムカードは、通常おもにタイムカードとタイムレコーダーを利用して行われている従業員の出退勤時刻の記録と、それらの集計作業や給与計算ソフトへの入力作業を自動化する、SaaS・ASP型の勤怠管理システムです。 「パソコン、携帯電話、バーコード、QRコード、ICカードなどの多種多様な打刻方法(タイムレコーダー)」と、「低価格でフレキシブルなカスタマイズ対応」を特徴とし、2007年には利用者数が4万人を超え、2008年にはASP SaaSアワードにて業務系分野グランプリを受賞しています。 < ソフトタイムレコーダー開発の経緯 > 昨年より、勤務の開始・終了の時刻を厳密に管理するためとして、Windowsへのログオン時などに自動的に出勤・退勤を記録する機能のご要望を多く頂くようになってきました。 これは、勤務時間管理やそれに基づく残業等の給与支払いに関する社会的な関心が高まっていることに加えて、タイムカードや出勤簿等の記録ではなく、Windowsへのログオン・ログオフ時刻の記録が勤務実態の証跡として利用されるケースが見られるようになってきたことを背景としているのではないかと思われます。 ネオレックスでは、今後もこのような要望が増加するものと考え、Windowsへのログオン時に出勤時刻を、また、ログオフ時あるいはシャットダウン時に退勤時刻を自動的に記録(打刻)する機能を持つソフトウェアを、「ソフトタイムレコーダー」として開発することといたしました。 < ソフトタイムレコーダーの動作概要 > Windowsにログオンすると、予め登録されている内容に基づいて、誰がIN打刻=勤務を開始したのかという情報をバイバイ タイムカード サーバーに対して送信します。バイバイ タイムカード サーバーは、送信された情報に時刻情報を付加し、打刻を受け付けた旨を返信します。画面上では、バールーン表示にて打刻受付をお知らせします。 Windowsへのログオン時に起動する各種のプログラムとの動作競合を防止するため、ログオンから何秒後に打刻するかを設定することが出来るようになっています。 OUT打刻=勤務の終了は、Windowsからのログアウト時かPCのシャットダウン時のどちらに記録するかを設定によって選択出来るようになっています。いずれの場合も、ソフトタイムレコーダーのメニューから<OUT打刻>を選択すると、OUT打刻後にログアウトまたはシャットダウンが自動的に行われます。 またソフトタイムレコーダーには、PC+バーコード、PC+FeliCa、携帯+QRコードなどのバイバイ タイムカードにおける従来の打刻端末と同様に、「通信障害対策」という機能が実装されています。この機能により、LANやInternetに通信障害が発生している場合にも、打刻データを一時的にPC内に保存することにより、通常通りの打刻が可能となっています。ソフトタイムレコーダーは、各PCが直接バイバイ タイムカードのサーバーと通信を行う仕組みとなっているため、ユーザー企業内に新たな専用サーバー等を設置する必要がなく、システムの導入は非常に容易です。 なお、ソフトタイムレコーダーから記録される打刻情報は、前述のPC+バーコード等の従来の打刻端末と全く同一となっており、これにより、従来の打刻端末との併用も可能としています。例えば、営業などの外出の多い従業員は、直行直帰の際には携帯電話+画面メモによる打刻を行い、出社時にはWindowsログオン打刻を行うという利用も可能となっています。 この他、ソフトタイムレコーダーでは、Windowsへのログオン時などには打刻せず、クリック操作により任意のタイミングで打刻を可能とする「クリック方式」というバージョンも用意されています。この場合、ソフトタイムレコーダーに複数人の打刻者を登録することにより、1台のPCで最大100人までの打刻を行うことが出来ます。 < ソフトタイムレコーダー提供を想定する対象 > Windowsログオン方式では、下記のような法人への提供を想定しています。 ■ コンプライアンス強化や内部統制強化などに取り組んでいる企業や自治体 ■ PC利用時間と勤務時間が同一となるSEやプログラマ、CADオペレータなどの従業員を持つ法人 ■ タイムレコーダーやクリック操作による打刻などを行っていて、打刻忘れをなくしたいと考えている法人 また上記の他、バーコードリーダー等のハードウェアを必要としないという利点を活かし、一般事務派遣業の企業などにもニーズがあるのではないかと考えています。 クリック方式では、下記のような法人への提供を想定しています。 ■ アパレル、エステ、理容室/美容院、不動産、レンタカーなどの少人数の店舗や事務所を持つ法人 < ソフトタイムレコーダーの費用 > ソフトタイムレコーダーの初期費用として、バイバイ タイムカード全体の初期設定費用(198,000円〜)の他に下記の費用が必要となります。 ● Windowsログオン方式: @2,000円 (1人で1台のPCを利用) ● クリック方式: @20,000円 (複数人で1台のPCを利用) ソフトタイムレコーダーの利用自体で発生する月額費用はないため、月額費用は通常のバイバイ タイムカードの費用(18,500円〜)となります。 初期費用、月額費用は利用機端末数や利用人数、オプション構成などによって異なりますが、比較的シンプルな構成で、500名の企業で、ソフトタイムレコーダーのWindowsログオン方式によりバイバイ タイムカードを利用した場合の見積例は下記となります。 ● 初期費用: 1,698,000円 ● 月額費用: 250,000円 (1人あたり換算で@500円) < 今後の取り組み > ソフトタイムレコーダーは、すでに大手電機メーカーグループの企業様にて採用が決定されており、今後も利用が広がっていくものと考えています。 従来のPC+バーコード、PC+FeliCa、携帯+QRコードなどと同様、バイバイタイムカードにおける主要な打刻方式の1つとして積極的に普及活動を行うと共に、継続的な機能の改善・強化に取り組み、初年度で5,000人、3年で3万人のユーザーにソフトタイムレコーダーを提供することを目指します。 (ネオレックス http://www.neorex.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・3月13日) |