毎日コミュニケーションズ、2009年卒学生対象
「就職意識調査」の結果を発表
就職情報サイト「マイナビ2009」を運営する毎日コミュニケーションズ(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2009年卒業予定の学生を対象とした「就職意識調査」の調査結果を発表します。 本調査は、学生の就職意識や就職活動全体の動向を把握することを目的に、1979年以来、毎日コミュニケーションズが毎年実施しているアンケート調査です。今回の調査は、2007年10月1日〜2008年2月11日の期間で実施し、10,299名から回答を得ました。就職活動が活発化する時期に実施した調査の結果ということから、最も学生の生の声を反映した内容となっています。 今回の調査結果では、昨年の調査結果同様、仕事に対して「やりがい」や「楽しさ」を求めている学生が多く、また「大手企業志向」も全体の半数以上を占めています。調査結果詳細および調査結果からみた全体傾向の総括は以下の通りです。 <「就職意識調査」調査結果の概要> ■ 就職観、「楽しく働きたい」が今年もトップ 今年度も引き続き「楽しく働きたい」がトップとなった(全体35.4%、文系男子30.3%、理系男子29.2%、文系女子40.9%、理系女子35.2%)。同項目は1990年の調査開始以来、理系男女で18年、文系女子で17年、文系男子で14年連続のトップとなっている。次いで割合の高かった「個人の生活と仕事を両立させたい」(全体22.1%)は、昨年の19.8%から2.3pt上昇しており、仕事より個人を優先する傾向が見られた昨年に比べ、今年は両立していきたいという傾向がみられた。 ■ 会社選択のポイントは、「自分のやりたい仕事ができる会社」が依然トップのなか、勤務制度に関するポイントが上昇 会社選択のポイントは調査開始以来、「自分のやりたい仕事ができる会社」がトップであることには変化はないが、「勤務制度、住宅など福利厚生の良い会社」(全体08卒13.0%→09卒15.3%)、「休日、休暇の多い会社」(全体08卒3.6%→09卒4.9%)などの項目が上昇しており、ここでも個人と仕事を両立することを考えて企業を選択する学生の傾向がうかがえる。 ■ 「大手企業志向」は高止まり感 ここ数年定着してきている大手企業志向だが、今年は全体で52.9%と、昨年の53.4%と比較すると若干減少したものの、ほぼ同様の結果となり高止まり感がある。男女別では、男子学生において「ゼッタイに大手企業が良い」という意見が若干上昇している(文系男子08卒12.2%→09卒12.7%、理系男子08卒12.4%→09卒13.3%)が、女子においては「中堅・中小企業がよい」が若干増加しており、大手志向か否かという考え方に男女差が見え始めてきたとも言える。 ■ 志望職種は「営業企画・営業部門」は首位を維持するも前年比では減少傾向。「総務・経理・人事などの管理部門」が2位に上昇 「営業企画・営業部門」が、例年通り、今年もトップとなったものの、対前年比では減少している(全体:08卒20.3%→09卒16.5%)。また、「総務・経理・人事などの管理部門」が16.3%となり、昨年の3位から2位へと順位を上げた。理系では「研究・開発部門」が変わらずトップで、その割合も上昇している(理系男子08卒31.9%→09卒34.3%、理系女子08卒31.8%→09卒34.1%)。 【 09卒対象「就職意識調査」調査概要 】 1. 調査対象: 2009年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生 2. 調査期間: 2007年10月1日〜2008年2月11日 3. 調査方法: (1)当社発行の就職情報誌にアンケートを同封して郵送で回収 (2)就職サイト「マイナビ2009」上の入力フォームによる回収 4. 有効回答: 10,299名(文系男子2,505名、文系女子4,534名、理系男子1,968名、理系女子1,292名) ※ 調査結果のデータ詳細は採用サポネット( http://navi.mycom.co.jp/saponet/ )で公開しています。 (毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・3月6日) |