2022年11月度 アルバイト・パート平均時給レポート
22年11月の全国平均時給は1,170円
調査開始以来はじめて全7エリアで過去最高額を更新
求人件数は前年同月比1.6倍に増加、政府方針を受け年末に向けた採用意欲は上昇
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、アルバイト募集時の平均時給データ(2022年11月度)を発表しました。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』に掲載された求人広告データを集計したものです。
【TOPICS】
<全国>
- 22年11月の全国平均時給は1,170円となり2カ月連続で過去最高額を更新。求人件数は前年同月比1.6倍に増加
- エリア別平均時給は、調査開始以来はじめて全7エリアで過去最高額を更新。「北海道・東北」は1,046円となり4カ月連続で過去最高額を更新
<三大都市圏※1(首都圏・東海・関西)>
- 三大都市圏の平均時給は1,212円で調査開始以来はじめて平均1,200円を超え、2カ月連続で過去最高額を更新
※1 三大都市圏:日本の三大都市(東京・名古屋・大阪)が位置する首都圏・東海・関西の総称
【全国概要】
22年11月の全国平均時給は1,170円(前月比:+18円、前年同月比:+31円)で、2カ月連続で過去最高額を更新。また、求人件数は前年同月比で1.6倍に増加した。
職種(大分類)別では、[アパレル・ファッション関連]が1,040円(前月比:+17円、前年同月比:+66円)で、22年7月から5カ月連続で過去最高額を更新、求人件数では前年同月比で2.4倍に増加した。
職種(大分類)別の平均時給の前月比では、全16職種中、9職種が増加、7職種が減少。前年同月比は、全16職種中12職種が増加、3職種が減少、1職種が横ばいとなった。
10月に最低賃金が過去最大の上げ幅で改定され、11月には政府が今後の新型コロナウイルスの感染拡大防止策について「新たな行動制限を行わず、社会経済活動を維持しながら行う」とする姿勢を示したことで、年末に向けて消費活動の活発化が予測され、平均時給の増加・求人件数の増加に繋がったものと考えられる。
エリア別平均時給をみると、調査開始以来(2020年1月)はじめて全7エリアで過去最高額を更新。特に「北海道・東北」は1,046円となり、前月比18円の増加、前年同月比57円の増加(増減率:+5.8%)で、22年8月以降4カ月連続で過去最高額を更新し、前年同月比で最も増加した。
また、「関西」が1,163円、「甲信越・北陸」が1,093円でいずれも前月比:+25円となり、前月比で最も増加した。
【三大都市圏概要】
22年11月の三大都市圏の平均時給は1,212円となり、前月比19円の増加、前年同月比27円の増加(増減率:+2.3%)で、2020年1月の調査開始以来はじめて平均1,200円を超え、2カ月連続で過去最高額を更新した。
職種(大分類)別では、[飲食・フード]が1,101円(前月比:+11円、前年同月比:+53円)で、調査開始以来はじめて1,100円を超え、3カ月連続で過去最高額を更新。また、前年同月比で求人件数が増加した職種をみると、[イベント・キャンペーン]が2.7倍の増加、次いで[オフィスワーク][アパレル・ファッション関連]がそれぞれ約2.6倍増加した。全16職種の平均時給では、前月比・前年同月比ともに全16職種中、12職種が増加、4職種が減少となった。
『2022年11月度 アルバイト・パート平均時給レポート』
【調査期間】 2022年11月1日(火)~2022年11月30日(水)
【集計対象データ】 該当月に、弊社アルバイト情報サイト「マイナビバイト」に掲載された求人情報から、下記除外対象データを除き集計。
※除外対象:給与区分が時給以外、給与金額が3,001円以上、雇用形態がアルバイト・パート以外
【集計対象エリア】 全国47都道府県
関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県
関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
北海道・東北:北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県
甲信越・北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県
中国・四国:広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県
九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
【調査機関】 自社調べ
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/12月13日発表・同社プレスリリースより転載)