【2022年最新版】ボーナス平均支給額の実態調査
年間ボーナス平均支給額は105.1万円で、昨年より約5万円増加
~ボーナスが増えた人は32.5%、使い道の1位は前回の「生活費の補填」を抜いて
「旅行・レジャー」に~
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:大浦 征也)は、「ボーナス平均支給額の実態調査」を発表しましたので、お知らせいたします。本調査は、正社員として働く20歳~59歳までのビジネスパーソン15,000人に実施したインターネット調査の結果をまとめたものです。
【主な調査結果】
- ボーナスの平均支給額は年間105.1万円。(冬:49.6万円、夏:50.1万円)
- 前回の調査と比較して+4.9万円と増加傾向
- ボーナスが増えた人は32.5%で、前回の22.0%から10.5pt増加
- 【職種別】前回に引き続き2年連続で「内部監査」(189.9万円)が年間平均額1位
- 【年代別】各年代で平均支給額が増加。その中でも、20代は前回調査時から+7.5万円と最大の増加
- 【ボーナスの使い道】前回1位の「生活費の補填」を抜いて「旅行・レジャー」がトップに
■【2022年最新データ】ボーナスの平均支給額は年間105.1万円
社会人15,000人のうちボーナスがあると回答した人の平均支給額は105.1万円(男性121.7万円、女性71.6万円)で、前回調査時の100.2万円から、4.9万円アップしました。内訳は、冬が49.6万円で1.1万円アップ、夏が50.1万円で3.1万円アップ、その他は5.4万円で0.7万円アップし、それぞれ前回より増額しています。
また、今回(2021年9月~2022年8月の1年間)のボーナスについて、「前回(2020年9月~2021年8月の1年間)のボーナスと比べて支給額に変化はありましたか」と尋ねた結果、「増えた」は32.5%、「減った」は23.5%でした。「増えた」と答えた人の割合は、昨年から+10.5ptと大きく増加しました。
■【職種別】高い専門知識やスキルが求められる職種が上位にランクイン
職種別でみると、年間平均額1位は、前回に引き続き2年連続で「内部監査」(189.9万円)でした。2位は前回3位だった「MR」(181.5万円)、3位には前回6位だった「融資審査/契約審査」(170.1万円)、4位には前回9位だった「製品企画」(167.7万円)が続き、それぞれ順位を上げています。いずれも前回10位内にランクインした職種で、前回同様ランキング上位には高い専門知識やスキルが求められる職種が並ぶ結果となりました。
2位~4位のほか、ランキングトップ10に入った職種のうち、7位「リサーチ/市場調査」(165.5万円)、8位「経営企画/事業企画」(159.3万円)、10位「電気/機械メーカーの営業」(154.9万円)の合計6職種が前回より順位を上げ、ランキングトップ10の全職種で、平均支給額がアップしました。
ランキングトップ30には、「モノづくり系エンジニア」の8職種をはじめエンジニアに分類される職種が数多くランクイン。「IT/通信系エンジニア」が5職種、「素材/化学/食品系エンジニア」が2職種、「建築/土木系エンジニア」が1職種の計16職種で、半数以上がエンジニア職種という結果になっています。
■【年代別】すべての年代で前回調査時のボーナス額より増加
年代別でみると、前回と比較して、20代~50代(4つの年代)全てでボーナス額がアップしていることが分かりました。20代は70.4万円で+7.5万円、30代は99.8万円で+3.6万円、40代は109.7万で+5.7万円、50代は126.2万円で+2.9万円のアップとなり、最も増加したのは20代でした。
特定の年代だけではなく全年代で支給額がアップしていることから、コロナ禍で停滞していた経済が少しずつ回復傾向にある様子がうかがえます。
■【ボーナスの使い道】全体の42.0%がボーナスの半分以上を“貯金に回す”と回答
「貯金」以外では「旅行・レジャー」が1位にランクイン
今回のボーナスの使い道について、全体の42.0%が「ボーナスの半分以上を貯金に回した」と回答。また、支給額の「90%以上を貯金に回した」と回答したのは16.8%となり、昨年よりわずかに減少しました。これは、貯金・預金以外の消費活動にボーナスを使う人が増えたことが分かります。
また、「貯金」以外の使い道を尋ねたところ、前回1位の「生活費の補填」を抜き「旅行・レジャー」(35.6%)が1位となりました。昨年「旅行・レジャー」と回答した人は25.0%だったため、10pt以上増加しています。
ほかにも、「交際・外食費」が21.4%(昨年比+3.8pt)、「衣料・美容費」が13.6%(昨年比+0.5pt)など、生活への不安が強かった前回調査時からボーナスの利用方法が変わり、旅行や趣味など生活費以外への利用が増えていることが分かります。こうした回答から、コロナ禍での行動制限により日常生活への影響が色濃かった前回に比べ心理的なゆとりが垣間見える結果となりました。
■調査概要
【対象者】20歳~59歳の男女
【雇用形態】正社員
【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースを元に実施、doda会員登録の状況については不問)
【実施期間】2022年8月22日~8月30日
【有効回答数】15,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施
※記事中の割合データは、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%にならない場合があります。
本件に関するお問い合わせ
問い合わせ先 パーソルキャリア株式会社 広報部
TEL:03-6757-4266 FAX:03-6385-6134 koho@persol.co.jp
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(パーソルキャリア株式会社 / 10月24日発表・同社プレスリリースより転載)