2022年8月度 アルバイト・パート平均時給レポート
22年8月の全国平均時給は1,142円で前月比は増加・前年同月比は減少
[アパレル・ファッション関連]では2カ月連続で過去最高額を更新
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、アルバイト募集時の平均時給データ(2022年8月度)を発表しました。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』に掲載された求人広告データを集計したものです。
《TOPICS》
<全国>
◆22年8月の全国平均時給は1,142円で前月比は増加、前年同月比は減少。[アパレル・ファッション関連]では2カ月連続で過去最高額を更新
◆エリア別平均時給は、「東海」が1,111円(前月比:+7円、前同月比:+33円)。3カ月連続1,100円台で推移し過去最高額を更新
<三大都市圏※1(首都圏・東海・関西)>
◆三大都市圏の平均時給は1,185円(前月比:+4円、前年同月比:-1円)。[アパレル・ファッション関連]の平均時給は1,030円で過去最高に
※1 三大都市圏:日本の三大都市(東京・名古屋・大阪)が位置する首都圏・東海・関西の総称
【全国概要】
22年8月の全国平均時給は1,142円(前月比:+5円、前年同月比:-1円)で、前月比は増加、前年同月比は減少(増減率:-0.1%)となった。
職種(大分類)別でみると[アパレル・ファッション関連]が998円(前月比:+6円、前年同月比:+29円)で過去最高額を2カ月連続で更新、求人件数は前年同月比で3.9倍に増加した。過去最大上げ幅での最低賃金改定時期が近づき※2、現在最低賃金額に最も近い[アパレル・ファッション関連]は2カ月連続で過去最高額を更新、10月の改定に向けてさらに平均時給がアップすることも予想される。
職種(大分類)別の前月比は全16職種中、10職種が増加、6職種が減少。前年同月比は、全16職種中9職種が増加、7職種が減少となった。
エリア別平均時給をみると、「東海」が1,111円で、前月比7円の増加、前年同月比33円の増加(増減率:+3.1%)となり、調査開始(2020年1月)以来過去最高額となった。また、「北海道・東北」が1,009円(前月比:+6円、前年同月比:+11円)となり、3カ月連続で平均1,000円以上で推移し過去最高額を更新。「関西」は1,133円(前月比:+11円、前年同月比:+22円)。エリア別平均時給は7エリア中3エリアで前月比、前年同月比とも増加し、2エリアで過去最高額を更新した。
※2 2022年8月1日 中央最低賃金審議会 小委員会による決定。全国の最低賃金を都道府県ごとの労働者数で重みづけした全国過重平均額は961円で、22年は過去最大の最低賃金額引き上げとなった。10月より適用。
【三大都市圏概要】
22年8月の三大都市圏の平均時給は1,185円となり、前月比で4円の増加、前年同月比で1円の減少(増減率:-0.1%)となった。
職種(大分類)別で見ると[アパレル・ファッション関連]が1,030円となり、前月比で6円の増加、前年同月比で31円の増加(増減率:+3.1%)。調査開始以来過去最高額となり、求人件数では前年同月比で4.1倍に増加した。また、[飲食・フード]が1,056円となり、前月比で2円の増加、前年同月比で55円の増加(増減率:+5.5%)で、求人件数は前年同月比の2.3倍に増加した。
全16職種の平均時給を前月比でみると、10職種が増加、5職種が減少、1職種が横ばい。前年同月比では、全16職種中9職種が増加、7職種が減少となった。
『2022年8月度 アルバイト・パート平均時給レポート』
【調査期間】 2022年8月1日(月)~2022年8月31日(水)
【集計対象データ】 該当月に、弊社アルバイト情報サイト「マイナビバイト」に掲載された求人情報から、
下記除外対象データを除き集計。
※除外対象:給与区分が時給以外、給与金額が3,001円以上、雇用形態がアルバイト・パート以外
【集計対象エリア】 全国47都道府県
関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県
関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
北海道・東北:北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県
甲信越・北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県
中国・四国:広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県
九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
【調査機関】 自社調べ
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/9月13日発表・同社プレスリリースより転載)