リモートワークとコミュニケーションに関するアンケート調査（2022年6月）
BtoBサービスの比較メディアUtilly（運営会社：株式会社GO TO MARKET、所在地：東京都渋谷区）では、2022年6月にリモートワークとコミュニケーションに関するアンケート調査を実施しました。2020年のコロナ禍をきっかけとして普及したリモートワーク。リモートワーク導入から一定の期間が経過した企業のコミュニケーションはどのように変化したのでしょうか。リモートワーク経験のある会社員を対象に、現在のリモートワークの状況についてアンケート調査を実施しました。
■調査の背景
2020年のコロナ禍をきっかけとして普及したリモートワーク。リモートワーク導入から一定の期間が経過した企業のコミュニケーションはどのように変化したのでしょうか。リモートワーク経験のある会社員を対象に、現在のリモートワークの状況についてアンケート調査を実施しました。
■調査結果サマリ
- リモートワーク開始時期について「2020年以降」と回答した方は82.6%であった。2020年中に開始したという回答者が58.7%であり、2020年がリモートワーク普及年であることがうかがえる。
- 会社のリモートワークに関するサポートについて「積極的にリモートワークの仕組み作りやサポートをしていると感じる」が34.0%であり、「サポートや仕組み作りをほとんど行っていない」と回答者13.5%よりも多い結果となった。
- リモートワーク開始時と現在を比較したコミュニケーションについては、「開始当初よりも現在の方が良化した」と回答した方が23%であった。一方「開始時と比較して現在の方が悪化した」と回答した方は18.6%であった。
- 「リモートワーク開始当初よりも現在の方が良化した」という回答者の68.1%は「会社が積極的にリモートワークの仕組み作りやサポートをしていると感じる」と回答しており、会社のサポートとコミュニケーションの良化は一定の関連性がうかがえる結果となった。
■結果詳細
現在のご自身の働き方について最も近いものを選択ください
リモートワークをしている会社員に現在の働き方に関する質問を行った。出社メインの方が36.5%と最も多い割合であった。次いで、出社とリモートワークが同程度の方が24.0%という結果に。リモートワークのみの方は14.6%と最も少ない割合となった。
お勤め先でリモートワークを開始した時期として最も近いものをお選びください。
リモートワークの開始時期を質問したところ、2020年と回答した方が全体の58.7%で多数派となった。2020年以降にリモートワークを開始したと回答した方が82.6%となり、2020年以降に本格的に導入が進んだ傾向が見受けられる。
リモートワーク開始当初と比べて、現在の社内のコミュニケーションについて、最も近いものを教えてください。
リモートワーク開始時と比較したコミュニケーションの変化について質問したところ、「開始当初も現在も変わらずコミュニケーションには課題があると感じている」と回答した方が24.5%であり、僅差ではあるが最も多い割合となった。次いで、「開始当初よりも現在の方がコミュニケーションは良くなっていると感じる」と回答した方が23.4%で続いた。
お勤め先のリモートワークの仕組み作りやサポートについて最も近いものをお選びください
リモートワークの仕組みづくりやサポートについて質問したところ、「必要最小限でサポートしている」と感じている方が39.8%で多数派となった。次点として「積極的にリモートワークの仕組み作りやサポートをしていると感じる」が34%であった。
前設問とクロス集計したところ、「リモートワーク開始時と比べてコミュニケーションが良化している」と感じている方の内訳として「勤務先が積極的にリモートワークの仕組みづくりやサポートをしている」と感じている割合が68.1%と突出して多い結果となった。
コミュニケーションの観点では出社とリモートワークはどちらが良いと感じますか？ご自身の意見に最も近いものをお答えください。
「リモートワークよりも出社した方がコミュニケーションは良いと感じる」と回答した方が33.5%で最も多い結果となった。次点では「出社もリモートワークもコミュニケーションの観点では変わらない」で21.3%となった。
■調査概要
本アンケート調査の概要は以下の通り。
調査実施日：2022年6月24日
調査対象者：全国のリモートワークをしている会社員
調査人数：591人
居住地：全国
性別：男女
年齢：20歳以上
調査方法：インターネットリサーチ
調査メディア：Utilly（ユーティリー）
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
（株式会社GO TO MARKET／ 6月29日発表・同社プレスリリースより転載）