セレッテとエイグレスがシニア・エンジニア紹介支援事業で業務提携
ベンチャー企業のトータルビジネスサポートを行うセレッテ(東京都港区、上木原光一郎・代表)は、大手企業のシステムコンサルを手がけるエイグレスと2007年12月より業務提携を行い、定年退職を迎えた団塊世代のシニア・エンジニアを、システム開発を行うベンチャー企業にプロダクトマネージャーや、開発コンサルタントとして紹介支援するサービスを開始します。 2007年より、約680万人いる団塊世代(1947〜49年に生まれた人たち)が60歳定年を迎え始め、社会保障費の増大や労働力不足など様々な影響が懸念されています。2007年問題が最初に指摘されたのはIT業界であり、業務システムを熟知しているベテランエンジニアが不足し、企業で使われているメーンフレームなどの基幹系システムの維持が困難になり企業体力が低下する、または技術や技能の継承が若い世代に伝えられないのではと懸念する声もあります。 一方、システム開発を行う若いベンチャー企業経営者の悩みの一つに、高い技術力は持っていても、大手金融系ATMシステム開発等の大規模システムの開発に携わったことがなく、経験不足のため小規模システムや短期開発しか受注ができないという悩みがありました。 これに対し、エグゼクティブ・マッチングを行ってきたセレッテでは、SIベンダーとITプロフェッショナルとの仲介など企業のシステムコンサルを手がけるエイグレスと業務提携することにより、エイグレスの人的ネットワークの中から、技術力の高く経験豊富な団塊世代のシニア・エンジニアをベンチャー企業に紹介するサービスを開始することにしました。これによって、ベンチャー企業側は経験不足を補うことが出来るようになり、団塊世代にとっては新たな雇用の機会にもつながります。さらに、懸念されていた、「若い世代への技術の継承」に関しても問題解決の糸口になるはずです。 今後もセレッテではスペシャリストに特化した人材紹介支援を継続して行い、ベンチャー企業や外資系IT企業のトータルサポートを目指します。 (セレッテ http://sarette.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・1月7日) |