新型コロナ感染拡大による保育の影響
全国で24時間スマホで呼べるベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」を運営する株式会社キッズラインは、2022年1月の新型コロナウイルス感染拡大の影響による、保育施設や学校の休園休校拡大とともにベビーシッター依頼が急増している状況を受け、子育て世帯の親御様2073名に「休園休校に伴う保育」に関する調査を実施。その結果をお知らせいたします。
■61%が休園休校になったと回答
キッズライン会員でお子様がいらっしゃるご家庭に「2022年1月以降、お子様は休園休校になりましたか?」と質問したところ、61.2%の人が「はい」と回答しました。また、休園休校になったと回答した人へ「休園休校の連続日数は何日でしたか?」と質問したところ44.8%の人が「7日以上」と回答し、一週間以上の休園休校になっていたことがわかりました。
■86%が休園休校に伴う保育としてベビーシッターへ依頼
そこで、休園休校になったと回答した人へ「休園休校に伴うお子様の保育として、ベビーシッターへ依頼しましたか?」と質問したところ、86.1%の人が「はい」と回答しました。また、休園休校が理由でベビーシッターへ依頼したという方に「ベビーシッター1回の依頼時間は、通常の時と比べて何時間増えましたか?」と質問したところ、「5時間以上」と回答した人が25.8%でした。その中で10時間以上依頼したと回答した人が5.7%いらっしゃいました。
さらに、「ご家庭ではどのようなサポートをしてもらいましたか?」と質問したところ、「室内でのサポート」が91%、「外遊びのサポート」と回答した人が50.3%(複数回答)でした。
■急な休園休校で「預け先がない」が75.4%
急な休園休校になったご家庭に「お困りのことがありましたら教えてください」と質問したところ「預け先がない」が75.4%、「シッターが見つからない」と回答した人が53.4%(複数回答)でした。
その他では以下のような声が寄せられました。
- 保健所の行動調査がなかなか入らなかったため、濃厚接触者かどうか分からずその間はベビーシッターすら頼めなかった
- 大事な幼児期の学びの経験が乏しくなることが悔やまれてならない
- 感染の可能性もあるので自分の親に手伝いを頼めない
- 子供が濃厚接触者だったので、PCR検査結果が出るまでは誰にも預けられない
- 在宅勤務しながら家庭保育していたが、勤務が十分に進まない
- 仕事の急な予定変更で子供にも無理や我慢させることがストレス
- (預け先が)見つからないことにより転職や最悪の場合クビに……という話が出てる
■休園休校時の“セーフティーネット”に課題の声も
最後に、「急な休園休校が今後ある場合、どのようなセーフティーネットがあると良いと思いますか?」と質問したところ「休園した場合のベビーシッター料金を国や自治体が補助する制度」が78.1%、「休園時には会社が有給の特別休暇や給与が減らない仕組み作り」が60.6%、「休園しても医療や介護などエッセンシャルワーカーの子どもは預かる仕組み」と回答した人が40.8%(複数回答)でした。
その他では以下のような声が寄せられました。
- 自治体主導の臨時保育園の開設
- 陰性証明があれば、当日でも預かってくれる保育所
- コロナ対応をしている医療従事者のため、子の陰性確認が取れれば優先的に制度が使えるようにしてほしい
- 学級閉鎖等で濃厚接触者を特定している段階でも、民間PCRなどで陰性が確認できたらシッターさんを依頼できる制度
- エッセンシャルワーカーだけでなく、自営業や親戚が近くにいない人の子なども預かる仕組み
今回は、「休園休校に伴う保育」について調査いたしました。コロナ感染拡大による休園休校でお困りのご家庭が半数以上、それらの方々がお子様の保育にベビーシッターを依頼していることがわかりました。また、急な休園休校ですぐに預け先が見つからない、ベビーシッターが見つからない、濃厚接触者かどうかの判断待ちで預けられない、といった逼迫した状況にあることも伺えました。今後もこのような状況が続く場合に、セーフティーネットとして国や自治体からの補助、勤め先への環境改善においても多くの声が寄せられました。
キッズラインでは、サポーター様の感染防止対策を行いながら、引き続きお困りのご家庭へ全力でサポートして参ります。今回の調査が皆様の参考になりましたら幸いです。
■ 調査概要
・調査期間:2022年2月2日(水)~2月3日(木)
・調査対象:キッズライン会員 2073名
・調査方法:インターネット調査
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社キッズライン / 2月4日発表・同社プレスリリースより転載)