ヒューマンポテンシャル、女性カウンセラーを育成・派遣
企業内のメンタルケアをサポートし、女性の雇用を促進
人材派遣業を手がけるヒューマンポテンシャル(東京都渋谷区、黒田史郎・代表)が、『新たな派遣システムの構築』をテーマに経営革新計画を作成。同計画が東京都から承認されました。 「子育て後の女性の社会復帰」、「若年層の就業意欲の低下」、「企業内就業者の精神的な病」、これら就業に関する社会問題について、これまで多くの取り組みがなされて来ました。しかし、従来の取り組みは、それぞれ単独のテーマにアプローチし、解決を図るものが大部分。しかし実際の就業問題にはさまざまな要素が複雑に絡み合っているのが実状です。これを根本的に解決させるには、複数の側面からの同時アプローチが必要となってくるのです。 そこでヒューマンポテンシャルが実施するのが、女性カウンセラーの育成、派遣事業です。当事業では有資格カウンセラーと主婦などの女性を1チームとして、企業に派遣。そのチームが仕事上のストレスや悩みを聴く事で企業内のメンタルケアをサポートします。 同時に子育てなどによって一線から退いた、社会経験豊富な主婦達を有資格カウンセラーのアシスタントとすることで、実地を通してカウンセリングの技術を学ばせます。これによって、日本プロカウンセラー協会が発行する資格の取得へと繋げ、社会復帰の一助とする一方、資格取得後のカウンセリング活動にも役立てられるようにしております。 カウンセラーの育成に関しては、一般的なカウンセリング能力のほか、動物介在療法などメンタルケアに高い実績をあげている手法をとり込んだ、独自の育成プログラムを構築。効率的にカウンセリング能力を身につけられる育成システムを確立させます。 「登録後に派遣する」というのが従来の派遣システムです。これに「育成」という要素を加え、多くの若年層や女性達にカウンセラーという「専門技術者」として就業する機会を提供するのが、ヒューマンポテンシャルが考える新型派遣です。東京都に「若者ジョブサポーター」としても登録された同プランでは、最終的には若年層、女性層向けの学校を設立する予定です。 このように、離職率の低下、社員のモチベーション向上を実現する「メンタルケア」と、社会復帰を望む女性達への「雇用促進」を同時進行させることで、雇用問題の改善に寄与するのが、ヒューマンポテンシャルの新規事業なのです。 今後ヒューマンポテンシャルでは、ノウハウを蓄積する事でサービスの向上を目指し、より多くの人と企業に心地よく働いていただけるような人的環境づくりを支援してまいります。 (ヒューマンポテンシャル http://www.hupote.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・12月5日) |