2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)
6割を超える学生がSNSでインターンシップ・就活情報を収集。インターンシップ先で社員に聞きたいが聞きづらいことは、「年収」「残業や休日出勤の実情」
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、2023年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(4,192名)を対象に実施した、「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」の結果を発表しました。
《TOPICS》
● 6割を超える学生がSNSでインターンシップ・就活情報を収集
● 就活専用SNSアカウントを保有(保有予定含む)する学生は22.4%。非公開設定に変更したのは17.4%
● インターンシップ参加後に企業から連絡があった学生は72.4%
● インターンシップ先で社員に聞きたいが聞きづらいことは、「年収」「残業や休日出勤の実情」「会社を辞めたいと思ったことがあるか」
【調査概要】
SNS・ソーシャルメディアでインターンシップ・就活関連の情報収集をしているかを聞いたところ、「している」と回答したのは62.7%だった。SNSで情報収集している学生が実際に使用しているツールは、「LINE(オープンチャット含む)(51.9%)」「Instagram(45.4%)」「Twitter(42.0%)」などが挙がった。TwitterよりもInstagramの方が、使用割合が高いのが印象的である。ハッシュタグ「#23卒」「#就活」で検索するといったコメントや、「YouTubeで面接対策動画を見ている」というコメントが寄せられた。
就活専用SNSアカウントを保有(保有予定含む)する学生は22.4%(「持っている(11.5%)」+「今後作る予定(10.9%)」の合計)。インターンシップの情報収集や就職活動に向けてSNSの利用方法を見直したことがあるかを聞いたところ、「匿名や非公開で使っていたため見直しはしていない(38.8%)」「見られて困ることは無いので今まで通り実名で利用(34.1%)」という回答が多かった。一方で、「非公開設定にした(17.4%)」「特定されないような名前・アイコンに変更した(9.3%)」といった回答も見られた。
インターンシップ・ワンデー仕事体験に参加した企業から、参加後に連絡があったかどうかを聞いたところ、「一度以上連絡があった」と回答した学生は72.4%だった。連絡の内容を聞いたところ、多かったのは「次回もしくは別のインターンシップ情報(78.9%)」や「インターンシップ参加者限定のイベント情報(29.3%)」だった。
インターンシップ先で社員に聞きたいこととして「具体的な仕事内容(76.8%)」を挙げる学生が最も多かった。一方で、「聞きたいが聞きづらいこと」としては、「年収」が56.6%で最多だった。他にも、「残業や休日出勤の実情(35.2%)」、「辞めたいと思ったことがあるか(30.7%)」といった項目について聞きづらいという回答が多かった。
【調査担当者コメント】
今回の調査では、学生の皆さんが、様々なツールを使って情報収集をしていることが分かりました。情報の中にはネガティブなものや、信ぴょう性が低いものもあります。すべてを信じるのではなく、情報源を確かめたり、周りの人に意見を求めたりして情報の取捨選択をするようにしてほしいと思います。また、就職活動に限らずSNSの使い方には注意が必要ですので、ご自身のアカウントについても公開範囲などを今一度確認しておくと安心です。もし何か不安なことがあれば大学のキャリアセンターなどに相談するようにしてください。(キャリアリサーチラボ 研究員 長谷部 香)
【調査概要】「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」
○調査期間/2021年10月20日(水)~10月31日(日)
○調査方法/マイナビ2023の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2023年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
○有効回答数/4,192名(文系男子829名 理系男子699名 文系女子1,911名 理系女子753名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/11月15日発表・同社プレスリリースより転載)