ジョブウェブ、09卒学生を対象に
「インターンシップに関するアンケート」を実施
| 人材採用コンサルティング会社ジョブウェブ（東京都港区、佐藤孝治・代表取締役社長）は、9月14日から9月30日にかけて、09卒学生を対象にインターンシップに関するアンケート調査を行いました。 その結果、インターンシップ人気企業ランキングは2年連続でワークスアプリケーションズが1位となりました。続いて2位はP&G、3位は富士通という結果がでました。また、今年はインターンシップバブルとも言われ、インターンシップのセミナー化が一段と進んでいます。去年まで2週間程度のインターンシップが主流だったのに対し、1日完結型の1dayインターンシップが増加しました。こういった背景から、08卒学生のインターンシップ参加社数は半数が1社だったのに対し、09卒学生の半数は3社以上に参加するという結果が出ました。 インターンシップに関するアンケートの詳細は以下の通りです。 【1】 人気TOP3はワークスアプリケーションズ、P&G、富士通 09学生が選んだおすすめインターンシップ1位はワークスアプリケーションズ。同社は08年学生を対象に実施した同調査（2007年5月実施）でも1位と2年連続で1位という結果になりました。また、2位のP&Gは08卒学生を対象にしたアンケート結果の16位から一気に上位へとランキングを上げました。3位の富士通は、08卒学生でのアンケートでも3位とランキングを維持する形となりました。学生からの評価が高かった3社は少し難しめの課題を与え、講義形式ではなく「体感型」のセミナーを開催していました。 また、インターンシップのランキングに開催期間は影響しておらず、1日から1ヵ月間のものまでランクインしました。 人気インターンシップに参加した学生からのコメントでは、インターンシップ前にも選考があるためか「優秀な学生との出会いが大きな収穫」という回答も目立ちました。 【2】 一日完結型インターンシップが倍増 インターンシップへの参加期間は「1日」という回答が最も多く全体の4割を占めるという結果になりました。 結果からは、期間が短いほど、参加学生数が多くなっていることがわかります。これに対し、08卒学生対象の調査では、参加期間は2〜3週間が最も多く、1週間・1日と回答した学生はほぼ同程度で2割程度でした。この結果から、企業側が開催するインターンシップは1日ものが増加していることがわかると同時に、1日のインターンシップは賛否両論ではあるものの、学生にとって、多くの会社の様子をみることができるという点では、評価されているといえます。 【3】 半数以上の学生が3社以上のインターンシップに参加 インターンシップエントリー社数については、7社以上という回答が最も多く、5社以上という回答が半数以上を占めました。参加社数についても、半数の学生が3社以上と回答。1社のみの学生は3割程度でした。 2007年4月に08卒学生に実施した同様の調査では、エントリー社数5社以上という学生は3割にも満たず参加社数については、半数の学生が1社のみと回答しました。 まさに、インターンシップバブルを象徴するかのような結果となりました。 【4】 インターンシップ内容の充実度が決めて インターンシップの選択基準で「当てはまる」「やや当てはまる」と回答した学生が最も多かったのが、「インターンシップの内容（仕事・課題）」であり、実に9割の学生が選択基準としています。このことからも、インターンシップにおいて、学生は社名より、参加することにより何を知れるか、習得できるかに重点をおいていることがわかります。 アンケートからわかる5大選択基準は以下の通りです。 ・ 内容 ・ 実施条件（時期・期間） ・ 業界・事業内容 ・ 就活対策 ・ 成長 これらは8割以上の学生が選択基準としていました。 【5】 自身の「成長のため」に参加する学生が増加 インターンシップに参加した理由としてほとんどの学生に当てはまるのは「面白そうだったから」です。続いて、9割の学生が「就活対策のため」を理由としています。 これらの結果は08卒学生対象のインターンシップ調査の結果と比較してもそれほど大きな変化はないが、一点異なっているのが、09卒学生のほうがエントリー基準参加理由ともに「成長できるか」に重点をおいているということです。 目先の「就活」だけではなく、就職した後社会で活躍することを考えインターンシップに臨む慎重な学生が増えているといえるかもしれません。 「【09卒学生に聞く！】インターンシップアンケート調査」概要 ■ 調査期間： 2007年9月14日〜9月30日 ■ 調査対象： 2009年度卒業予定のジョブウェブ会員学生 ■ 有効回答数： ジョブウェブ会員学生487名 詳しい調査結果やその他の調査結果はジョブウェブコーポレートサイト「ジョブウェブキャリア研究所」からご覧いただけます。http://www.jobweb.co.jp/company/content/view/164/111/ （ジョブウェブ http://www.jobweb.co.jp/ ／同社プレスリリースより抜粋・10月30日） |