TDB景気動向調査-2021年7月調査結果-
2021年8月4日、帝国データバンクでは「TDB景気動向調査」のプレスリリースを行いました。
製造業がけん引し、2カ月連続で改善
~ 今後の景気はワクチン接種の普及が好材料の一方、新規感染者数の増加は懸念材料 ~(調査対象 2万4,285社、有効回答 1万992社、回答率 45.3%、調査開始 2002年5月)
<調査結果のポイント>
- 2021年7月の景気DIは前月比1.6ポイント増の40.7となり、2カ月連続で改善した。国内景気は、新規感染者数の増加が続いたものの製造業がけん引し、回復傾向が続いた。今後は、感染拡大防止と経済活性化を見極めつつ、回復傾向で推移すると見込まれる。
- 10業界中8業界が改善。海外経済の回復で半導体関連や自動車関連などを中心に輸出が増加傾向のなか、『製造』を中心に改善した。他方、仕入単価DIは62.2と14カ月連続で上昇し、木材や金属、燃料などの材料価格上昇が各業界で懸念材料となった。
- 『東北』『北関東』『東海』など全10地域が2カ月連続で改善した。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響が地域で分かれた。輸出増加の好影響を受けた業界が地域経済をけん引する形で、10地域中7地域で40台を回復した。規模別では「大企業」「中小企業」「小規模企業」が2 カ月連続でそろって改善した。
<お問い合わせ先>
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◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社帝国データバンク / 8月4日発表・同社プレスリリースより転載)
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