人材育成支援型のeラーニングシステム
「Let's learning」の提供を開始
松下電器産業株式会社 パナソニックシステムソリューションズ社(東京都品川区、代表者・秋山正樹)は1月5日から、企業・官公庁向けの人材育成支援型eラーニングシステム「Let's learning」の提供を開始しました。
eラーニングシステムは、これまでもブロードバンド環境の進展とともに、オンデマンド学習と研修業務の効率化ツールとして利用されてきました。しかし従来のeラーニングシステムはパッケージ化されているため、実際の企業における細かな運用に合わず、必ずしも使い勝手はよくありませんでした。また、ランニングコストの高さなどが課題でした。さらに近年、雇用環境の変化、学習側のニーズの変化などから、導入においてより一層の学習効果や経営貢献度の可視化が可能なシステムが求められてきています。
当社は、以前よりインターネット・イントラネット環境下でデジタル教材の配信・運用の一元管理が可能な自社社員向け学習システムを開発し、またその外販事業にも取り組んできました。このたび、上記のニーズに対応し、これまで蓄積してきたノウハウをもとに、新たに人材育成支援型eラーニングシステム「Let's learning」を新規開発しました。
「Let's learning」はeラーニング標準規格であるSCORM(The Sharable Content Object Reference Model)に準拠。最低限の受講・管理ができる基本パッケージに、セミオーダー形式で、あらかじめ用意された豊富なオプション機能(17種類・今後順次追加予定)の組み合わせで、柔軟なカスタマイズ対応が可能です。また、使用するOSはLinux、DBにPostgreSQL、開発言語にJavaを用いることで、保守・ランニング費用も削減します。
これらにより既存のパッケージ型eラーニングシステムでは実現できなかったきめ細やかな顧客ニーズに対応した運用・学習環境を短納期・低コストで提供することを可能にしました。
また豊富な効果測定機能(8種類)による各種の能力診断や、テスト・アンケート結果の自動集計やグラフィカル表示により学習効果を明確にします。さらに弊社の人材教育ノウハウやHRM(人的資源管理:Human Resource Management)に基づいた研修体系コンサルテーションの下、オンラインテスト、スキル診断への拡張や、リアルタイム研修システムとの連携も可能です。これにより人材育成計画に基づいたレベル診断による従業員スキルの棚卸からスキルアップに向けた教育まで、人材教育トータルソリューションが可能になります。その他、当社は、音と映像を利用した効果的なコンテンツなども追加・制作することも可能です。
今後、当社は「Let's learning」システムを軸に、企業・官公庁などのユーザーにあわせたシステム開発、コンサルティング提供、コンテンツ制作を含めたトータルの人材育成ソリューションを展開します。
(松下電器産業株式会社 パナソニックシステムソリューションズ社 首都圏本部教育システムグループ eラーニング推進チーム tel:03-5786-4793/同社プレスリリースより抜粋・3月22日)